月別アーカイブ: 10月 2013
哀しみのモーツァルト~ピアノ協奏曲編②~
27番までありますが、その中で
短調の作品は二つだけです。
なぜ長調の曲が圧倒的に多かったのか。
それは、モーツァルト自身の好みでもなんでもなく、
時代の風潮で そうせざるを得なかった・・と
言えるでしょう。
ソリストのテクニックを際立たせ、華やかで社交的な
雰囲気を演出するために作られたもの。
それが当時の協奏曲(コンチェルト)でした。
短調のピアノ協奏曲は、モーツァルトにとって、
音楽的な挑戦だったのかもしれません。
暗い激しさに満ちた この二つの協奏曲は、
のちにベートーヴェンも好んで演奏したと言われています。
(確かに、ベートーヴェン、好きそうです・・・(^^;))
音楽in絵画⑪
ラウル・デュフィ(1877-1953)
≪オーケストラ≫
(「天使のコンサート」と名づけられた版画集の中の一点です。
デュフィの作品は、どれも色彩が華やかですね。
見ているだけで、楽しくなってきます)
大人のピアノレッスン④
昨日やれたことが、今日できなくなるんですよ・・
と、テレビで誰かが言ってた。
うん。わかる。
昨日とは言わないけど、若い頃は平気だったことが、
しんどくなってきてる。私だって。
お年を召した方は、どんなに大変だろう。
うちの母なんて、もうフーフーですよ、毎日。
しゃあけど、さんまが言うてますやん。
「生きてるだけでまるもうけ」て。
あれ、ほんまですね。
午後のひととき、一人ピアノ弾いて、ああいい曲だなあ・・幸せだなあ・・
生きててよかったなあ・・って感じること。
よくあります。
いつからだって始められますよ。
いつからだって、指は動くようになりますよ。
今のこのときを大切に。
音楽を楽しみましょう。(^_-)-☆
導入期のピアノレッスン⑥
とても素晴らしいことです。
たとえば発表会のケース。
年齢にしてはレベルが高いなあ!というような曲を
みんなの前で上手に弾けたら、もちろん自分自身に
満足感・達成感があるし、周囲の人たちも誉めてくれるし、
とても嬉しいですよね。
だけど、そこに注意点もあります。
たとえ 何か一曲を立派に完成させたとしても、
総合的な音楽の力がついているかと言ったら・・また別問題だということです。
打ち上げ花火のように、 コンサート用の一曲をうまく仕上げること以上に、
将来、自分一人で音楽を楽しんでいけるような力を目標にしているか。
地道にコツコツと階段をのぼっていくこと。
それを第一に、日々のレッスンをすることが大切だと思います。
(ごく当たり前のことですけどね・・(^^))
陶酔の歌声
いつものように、有線の音楽が かかっていました。
<うわ、懐かしい。オフコースや>
♪あなたに逢えてーほんとうにーよかったぁ~♪
<アレ?小田さんの声に合わせて、誰かが歌ってるよ>
よおく見ると、すみっこの休憩所に小学2年生くらいの男の子がひとり。
そばには誰もいないので、聴いている人はいないと思っているのでしょう。
大声で熱唱しています。
<小さい子が、えらい古い歌知ってるなぁ・・>
熱唱。この言葉以外になんと表現したらよいでしょう。
彼は、完全に歌の中に入り切っています。
この歌が好きでたまらないんだなぁ、きっと。
♪うれしくてー、うれしくてー、ことばにーできなーいぃ♪
陶酔してる彼の姿を遠目で見ながら、なんでか知らんけどジーンときた私。
♪らーらーらー、らーらーらー、ことーばにーできなーいぃ♪
ほんま、言葉にできんもの、キミからもらったよ。
ありがとうね。(^_^)
春の発表会めざしてGO!
毎年4月に、ピアノ&エレクトーンの発表会をしています。
ホールを借りて行う、年に一度の大きなイベントなので、
選曲をはじめ企画・演出をどうするかが毎年の課題。
何をおいても、まずはソロ曲!
(先日もお話ししましたが・・・)
クラシックの名曲を選ぶ人あり、ジャズ風アレンジが
いい人あり、ジブリやディズニー、ボカロも根強い人気です。
それぞれの希望や好み・レベルに合わせて選曲し、アレンジを選びます。
今年も、ようやくその作業が一段落しました。
これからは、ひたすら練習の日々。
発表会の曲が最優先になるので、ふだんの教則本は
いつものペースを落としたり、ときには思い切ってお休みしたりも。
この時期からみんなの目の色が変わってくるんです。
難しい曲をだんだん弾けるようになっていくのが
嬉しくて面白くて仕方ないんですよね。(≧▽≦)
ひとりひとりが最高に輝ける一日になれるように、
本番まで全力を尽くしていくことを誓いま~す!!(^o^)/
保育士のためのピアノレッスン①
ターゲットになる課題を練習して準備するのは
一番大事なこと。
そして、それと同時に意識したいのは、
「保育士になってから」のことだと思います。
たとえば 現場で歌をおしえるとき、コードがわかればとても便利です。
メロディラインとコードだけが書かれている楽譜を見て、ぱっと伴奏が
できたら、指導がとってもスムーズにいくこと間違いなし!
ちょっとキーが高いかな・・などと思ったら、その場ですぐに
コードネームを書き直して、臨機応変に対応することができます。
楽譜が読め、その通りに弾けるようになるのはもちろんのこと、
コードの勉強は、保育士さんに とても役に立ちます。(^^♪
断捨離っ!
出てくるわ、出てくるわ・・・
もう読まない本。電化製品とかソフト類の空き箱。
前のパソコンの取説やらコードやら。
マイクまで出てきた。これ、確か雑音入るヤツやったかなぁ。
浴衣に、下駄に、永ちゃんのバスタオルに(これは絶対いる!)、
こんぴら歌舞伎に行ったときもらった、記念うちわもあった。
これ、平成11年て書いてあるよ。ギャ、14年も前?
なんやかんやで・・もうヘロヘロ。
ゴミ袋もダンボールもいっぱい出したけど、必要なモノを収納して
再び押入れに入れる棚みたいなものが欲しい。ラックというのか。
買いに行かな。どこへ?もう通販でええやん。どんなんにするん?
ひたすら自問自答。
頭痛くなってきた。もう動けません。
今日はこれでおしまい!=3
絶対音感について⑥
いま一度、基本的な問いに立ち返ってみます。
<そもそも絶対音感があると、どのように便利なのか?>
まず、俗に「耳コピー」と呼ばれる作業が、楽にできます。
楽譜が手に入らなくても、自分の耳で音楽を聴いて
それを再現し、楽譜に起こすことが簡単にできるのです。
また、音名がはっきりした状態で曲を記憶できるため、
暗譜が正確にでき、しかも比較的長く覚えていられる利点があります。
さらに、作曲をする場合、楽器が手元にない状態でも、
頭の中で音を組み立てて、曲を完成させることができます。
このように、さまざまな音楽活動をするときに
絶対音感はとても役に立ち、音楽を楽しむ世界を広げてくれるのです。(^^♪