月別アーカイブ: 11月 2013
絶対音感について⑧
あるように思われます。
大きく分けると、以下のような
まったく正反対の二つの認識です。
ひとつは、絶対音感を過大評価する考え方です。
「絶対音感さえつけば、もう音楽的にはすべて大丈夫」と
するような、いわば<絶対音感信仰>的な考え方。
もうひとつは、
「絶対音感なんて、あるとかえって不便だから必要ない」
という考え方。
なまじ絶対音感なんてあると、いろんな音に対して敏感になり過ぎて、
日常的に不快感がぬぐえないから困る、といったような意見です。
どちらも絶対音感に対する極端なとらえ方で、正しい認識とは言えません。
詳しくは、次回の「絶対音感について」に続きます。(^^♪
ポール、ほんまにオオキニ!
ポール・マッカートニーの大阪公演に行ってきました。
チケット売り出しの際、見に行こうかどうしようか
少し迷いました。
ポールも、もう71歳。
ステージを見ながら、「ああ、年取ったなあ…」って
思うのが、ちょっとこわかったんです。
でも、やっぱり逢いたい。今回見ておかなかったら、後悔する日がきっと来る。
そういう思いの方が勝り、ドキドキして京セラドームに向かいました。
割れるような歓声の中、ポール登場。
オペラグラスを通して見た、はるか彼方の小さいポール。
会場のスクリーンいっぱいに映った、巨大なポール。
シワはふえたけど、ポールはポール。全然変わりませんでした。
次から次へと演奏される曲は、どれもこれもポールの歴史そのものです。
ビートルズ時代の名曲はもちろん、ソロアルバムや、Wings全盛期の頃の
ヒット曲の数々。こう並べられると、本当に圧巻のひとことです。
でも、ポールは過去だけに生きていません。
新しい曲もたくさん歌ってくれました。アルバムタイトルは、ずばり「NEW」!
なんてカッコイイ。(:_;)
苦しいことも、悲しいことも、全部音楽にしてきたポール。
その音楽を聴いて、慰められ勇気づけられ、明日への活力を得る人が
世界中いたるところに満ちている。素敵な人生…。
<Yesterday>は素晴らしかった。
でも、<Tomorrow>だってこれからも続く。
(今は新しい夫人もいるし、言うことないね。(^_-)-☆)
マイド!オオキニ!を さかんに連発してたけど、
こちらこそ おおきにやで、ポール。(≧▽≦)
また絶対に来てや!!
音楽in絵画⑭
ジョルジュ・スーラ(1859-1891)
≪サーカスのパレード≫
メトロポリタン美術館、ニューヨーク
(サーカス一座が、客寄せのためにパリの街角で演奏をしているところ。
まん中の男はトロンボーンを吹いています。バックにも数人の奏者が
見えますね。近寄って見るとよくわかるのですが、これはみんな
小さな点々で描かれています。なんと細かい作業でしょう!
19世紀の作品なのに、今なお前衛的な感じを受ける絵です)
秋の夜長はバッハ♪Ⅱ
先日の、バッハについてのブログを読んだ友人が、
バッハならぜひこれを、と言ってすすめてくれた
コラールを紹介します。
カンタータ第140番は、全7曲で構成されていますが、
その第一曲目が、この『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』です。
新約聖書に、「花婿を待つ乙女のように、しっかりと身も心も目覚めて
キリストを迎える準備をしなさい」という意味のメッセージがありますが、
それを楽曲にしたのがこのコラールなのです。
フルートとピアノで、あるいはパイプオルガンで、弦楽四重奏で・・と、
いろいろなバージョンがありますし、テンポも演奏者の解釈によって
さまざまなのですが、you tubeでさがしたところ、これが一番
友人の持っているCDのイメージに近いらしく、それをリンクいたします。(^^)
本当に、秋の夜長にバッハはぴったりです!(^^♪
保育士のためのピアノレッスン③
一緒に過ごします。
歌ったり、手遊びしたり、リズム体操したり、
ときには音楽発表会もあるでしょう。
小さい手にもっきんをたたかせたり、太鼓を演奏させたり、
鍵盤ハーモニカを弾かせることだってあるかもしれません。
そう考えると、保育士さんの音楽活動は実に多彩で
バリエーションに富んでいますね。
小さな子どもたちに、音楽を楽しくわかりやすく指導することが
要求されるお仕事です。(^^)
そこで、保育士のためのレッスンは、
ピアノが弾けたらそれでOK、というのではなく、
総合的に音楽のしくみ・ルールなどを基礎からしっかりと学び、
<現場ですぐに生かせる音楽の実践力>を目標にしています。(^_-)-☆
哀しみのモーツァルト~交響曲編①~
協奏曲と同じく、モーツァルトの交響曲には、
短調(悲しい感じ)は二曲しかありません。
しかも、どちらもト短調(ソの音から始まる音階で
作られている)の作品です。
今日は、そのうちのひとつ。
もう一方と比べて、「小ト短調交響曲」と
称されるものを紹介します。
これを作曲した当時、モーツァルトは弱冠17歳でした。(゜o゜)
すでにザルツブルクの宮廷音楽家として活躍していた頃。
当時の交響曲は、演奏会のオープニングを飾る「序曲」的な役割だった
ので、にぎやかな長調(楽しい感じ)で作られることが多かったのです。
それに比べて、この曲の嵐のような激しさ、悲劇的な雰囲気はどうでしょう。
映画「アマデウス」の冒頭で、サリエリが自殺をはかるシーンに使われ、
それがあんまりピッタリだったので、思わずうなってしまいました。(^^;)
若き日のモーツァルトの激情を彷彿とさせるような一曲です。
交響曲 第25番 ト短調 K.183(173dB) 第一楽章
ボニー・レイット
それも、雌の。
なぁんて!(≧▽≦)
いやぁ、ボニーはまさしくそういうイメージなんですよ。
一度来日公演を見に行きましたが、
もう、カッコイイ!のひとこと。
ギター 一本抱えて旅から旅へ。自由気ままにどこへでも行く。
何もこわいものはない。
ボニーにギターってのは、鬼に金棒ってことやから。
ふだんはフルバンドをバックに従えてますが、
アコギ一本の弾き語り もいいですよ。
歳をとっても、彼女の魅力は変わらない。
いつまでも歌い続けてほしいですね。(^^♪
大人のピアノレッスン⑤
その人は、ある組合の事務長さん。
仕事から帰って夕食をすませたら、1~2時間 電子ピアノを
弾くのが楽しみだそうです。
15年前から弾き始めて、今ではレパートリーが
50曲以上になったとのこと!
「もともとクラシック音楽が好きで、プロの演奏を聴くうちに、
こんな風に弾けたら…と思ったのがきっかけ。
独学でバイエルから始め、最初は4小節ずつ練習するなどしました」
だそうです。(^^)
「 いつか、高齢者施設などで演奏を楽しんでもらうボランティアを
したいと思っています」…とも。
素晴らしい!
大人のピアノレッスンの、お手本みたいな方です。
とても刺激を受けますね。(^^♪
布袋夫妻
見ました。今回は今井美樹。
以前から気になる女性でした。
もう50歳を迎えたと聞き、最近の彼女はどんな感じ
なのか、興味津々で番組を見始めました。
そして、歌を聴いていて、彼女がとても変わった
ことに気がつきました。
外見はいつも通りきれいだし、なんにも変わりない。
歌い方もいつもと同じ。いい声だし、感情表現が豊かで素敵です。
要するに、変わったのは彼女の精神面だと感じました。
どちらかというと、ちょっと前までは繊細さが前面に出ていたのに、
そこに、たくましい大らかな感じが新たに加わって、
自信たっぷりで、なんともいい雰囲気になってたんです!
これは絶対にロンドン生活の賜物だと思いました。
そもそも夫である布袋寅泰さんが、安泰した日本での生活を脱し、
ロンドンで音楽活動をすることを選んで、一家で移住したのが発端です。
彼女自身は、当初住み慣れた日本を離れることに葛藤もあったそうだけど、
妻として夫の夢を支え、自分自身も新しい生活にチャレンジして、
精神的に良い方にどんどん変わっていったんでしょうね、きっと。
ひとつところにとどまらず、常に挑戦し続ける。
こういう夫婦っていいなぁ。
憧れです。(≧▽≦)