まつもと音楽教室 > 2013年 > 11月

月別アーカイブ: 11月 2013

 

絶対音感について⑧

PPG_hakodenegaeriwoutuneko500-thumb-186xauto-889[1]絶対音感については、まだまだ誤解や偏見が

あるように思われます。

大きく分けると、以下のような

まったく正反対の二つの認識です。

 

ひとつは、絶対音感を過大評価する考え方です。

「絶対音感さえつけば、もう音楽的にはすべて大丈夫」と

するような、いわば<絶対音感信仰>的な考え方。

 

もうひとつは、

「絶対音感なんて、あるとかえって不便だから必要ない」

という考え方。

なまじ絶対音感なんてあると、いろんな音に対して敏感になり過ぎて、

日常的に不快感がぬぐえないから困る、といったような意見です。

 

どちらも絶対音感に対する極端なとらえ方で、正しい認識とは言えません。

 

詳しくは、次回の「絶対音感について」に続きます。(^^♪

 

 

 
 

ポール、ほんまにオオキニ!

thCA29CPIBポール・マッカートニーの大阪公演に行ってきました。

 

チケット売り出しの際、見に行こうかどうしようか

少し迷いました。

ポールも、もう71歳。

ステージを見ながら、「ああ、年取ったなあ…」って

思うのが、ちょっとこわかったんです。

 

でも、やっぱり逢いたい。今回見ておかなかったら、後悔する日がきっと来る。

そういう思いの方が勝り、ドキドキして京セラドームに向かいました。

 

割れるような歓声の中、ポール登場。

オペラグラスを通して見た、はるか彼方の小さいポール。

会場のスクリーンいっぱいに映った、巨大なポール。

シワはふえたけど、ポールはポール。全然変わりませんでした。

 

次から次へと演奏される曲は、どれもこれもポールの歴史そのものです。

ビートルズ時代の名曲はもちろん、ソロアルバムや、Wings全盛期の頃の

ヒット曲の数々。こう並べられると、本当に圧巻のひとことです。

 

でも、ポールは過去だけに生きていません。

新しい曲もたくさん歌ってくれました。アルバムタイトルは、ずばり「NEW」!

なんてカッコイイ。(:_;)

 

苦しいことも、悲しいことも、全部音楽にしてきたポール。

その音楽を聴いて、慰められ勇気づけられ、明日への活力を得る人が

世界中いたるところに満ちている。素敵な人生…。

 

<Yesterday>は素晴らしかった。

でも、<Tomorrow>だってこれからも続く。

(今は新しい夫人もいるし、言うことないね。(^_-)-☆)

マイド!オオキニ!を さかんに連発してたけど、

こちらこそ おおきにやで、ポール。(≧▽≦)

また絶対に来てや!!

 

 
 

雨の日の楽しみ

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誕生日プレゼントに頂きました。

どんな服にも合って重宝なんです。(^^)

傘一本で、雨の日も楽しくなるからふしぎですね。

 
 

音楽in絵画⑭

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ジョルジュ・スーラ(1859-1891)

≪サーカスのパレード≫

メトロポリタン美術館、ニューヨーク

(サーカス一座が、客寄せのためにパリの街角で演奏をしているところ。

まん中の男はトロンボーンを吹いています。バックにも数人の奏者が

見えますね。近寄って見るとよくわかるのですが、これはみんな

小さな点々で描かれています。なんと細かい作業でしょう!

19世紀の作品なのに、今なお前衛的な感じを受ける絵です)

 
 

秋の夜長はバッハ♪Ⅱ

thCAJQU1SX先日の、バッハについてのブログを読んだ友人が、

バッハならぜひこれを、と言ってすすめてくれた

コラールを紹介します。

 

カンタータ第140番は、全7曲で構成されていますが、

その第一曲目が、この『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』です。

 

新約聖書に、「花婿を待つ乙女のように、しっかりと身も心も目覚めて

キリストを迎える準備をしなさい」という意味のメッセージがありますが、

それを楽曲にしたのがこのコラールなのです。

 

フルートとピアノで、あるいはパイプオルガンで、弦楽四重奏で・・と、

いろいろなバージョンがありますし、テンポも演奏者の解釈によって

さまざまなのですが、you tubeでさがしたところ、これが一番

友人の持っているCDのイメージに近いらしく、それをリンクいたします。(^^)

 

本当に、秋の夜長にバッハはぴったりです!(^^♪

 

目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV140

 

 

 
 

保育士のためのピアノレッスン③

learning-164331_150[1]保育士さんは、一日中小さな子どもたちと

一緒に過ごします。

 

歌ったり、手遊びしたり、リズム体操したり、

ときには音楽発表会もあるでしょう。

小さい手にもっきんをたたかせたり、太鼓を演奏させたり、

鍵盤ハーモニカを弾かせることだってあるかもしれません。

 

そう考えると、保育士さんの音楽活動は実に多彩で

バリエーションに富んでいますね。

小さな子どもたちに、音楽を楽しくわかりやすく指導することが

要求されるお仕事です。(^^)

 

そこで、保育士のためのレッスンは、

ピアノが弾けたらそれでOK、というのではなく、

総合的に音楽のしくみ・ルールなどを基礎からしっかりと学び、

<現場ですぐに生かせる音楽の実践力>を目標にしています。(^_-)-☆

 

 

 
 

哀しみのモーツァルト~交響曲編①~

291720042_b5e6e66b1b_m[1]協奏曲と同じく、モーツァルトの交響曲には、

短調(悲しい感じ)は二曲しかありません。

しかも、どちらもト短調(ソの音から始まる音階で

作られている)の作品です。

 

今日は、そのうちのひとつ。

もう一方と比べて、「小ト短調交響曲」と

称されるものを紹介します。

 

これを作曲した当時、モーツァルトは弱冠17歳でした。(゜o゜)

すでにザルツブルクの宮廷音楽家として活躍していた頃。

当時の交響曲は、演奏会のオープニングを飾る「序曲」的な役割だった

ので、にぎやかな長調(楽しい感じ)で作られることが多かったのです。

 

それに比べて、この曲の嵐のような激しさ、悲劇的な雰囲気はどうでしょう。

映画「アマデウス」の冒頭で、サリエリが自殺をはかるシーンに使われ、

それがあんまりピッタリだったので、思わずうなってしまいました。(^^;)

若き日のモーツァルトの激情を彷彿とさせるような一曲です。

 

交響曲 第25番 ト短調 K.183(173dB) 第一楽章

 

 

 
 

ボニー・レイット

7489141670_1cd917c25b_m[1]ギターを抱いた渡り鳥・・・

それも、雌の。

 

なぁんて!(≧▽≦)

いやぁ、ボニーはまさしくそういうイメージなんですよ。

一度来日公演を見に行きましたが、

もう、カッコイイ!のひとこと。

 

ギター 一本抱えて旅から旅へ。自由気ままにどこへでも行く。

何もこわいものはない。

ボニーにギターってのは、鬼に金棒ってことやから。

 

ふだんはフルバンドをバックに従えてますが、

アコギ一本の弾き語り もいいですよ。

 

歳をとっても、彼女の魅力は変わらない。

いつまでも歌い続けてほしいですね。(^^♪

 

 

 
 

大人のピアノレッスン⑤

PAK89_borudaringhold500-thumb-186xauto-3082[1]新聞を読んでいて、ある記事に目がとまりました。

 

その人は、ある組合の事務長さん。

仕事から帰って夕食をすませたら、1~2時間 電子ピアノを

弾くのが楽しみだそうです。

15年前から弾き始めて、今ではレパートリーが

50曲以上になったとのこと!

 

「もともとクラシック音楽が好きで、プロの演奏を聴くうちに、

こんな風に弾けたら…と思ったのがきっかけ。

独学でバイエルから始め、最初は4小節ずつ練習するなどしました」

だそうです。(^^)

「 いつか、高齢者施設などで演奏を楽しんでもらうボランティアを

したいと思っています」…とも。

 

素晴らしい!

大人のピアノレッスンの、お手本みたいな方です。

とても刺激を受けますね。(^^♪

 

 

 
 

布袋夫妻

N695_biggubenn500-thumb-186xauto-1723[1]録画してあったテレビ番組「SONGS」を

見ました。今回は今井美樹

 

以前から気になる女性でした。

もう50歳を迎えたと聞き、最近の彼女はどんな感じ

なのか、興味津々で番組を見始めました。

そして、歌を聴いていて、彼女がとても変わった

ことに気がつきました。

 

外見はいつも通りきれいだし、なんにも変わりない。

歌い方もいつもと同じ。いい声だし、感情表現が豊かで素敵です。

 

要するに、変わったのは彼女の精神面だと感じました。

どちらかというと、ちょっと前までは繊細さが前面に出ていたのに、

そこに、たくましい大らかな感じが新たに加わって、

自信たっぷりで、なんともいい雰囲気になってたんです!

 

これは絶対にロンドン生活の賜物だと思いました。

そもそも夫である布袋寅泰さんが、安泰した日本での生活を脱し、

ロンドンで音楽活動をすることを選んで、一家で移住したのが発端です。

彼女自身は、当初住み慣れた日本を離れることに葛藤もあったそうだけど、

妻として夫の夢を支え、自分自身も新しい生活にチャレンジして、

精神的に良い方にどんどん変わっていったんでしょうね、きっと。

 

ひとつところにとどまらず、常に挑戦し続ける。

 

こういう夫婦っていいなぁ。

憧れです。(≧▽≦)

 

 

 

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