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月別アーカイブ: 12月 2013

 

エリーゼとベートーヴェンの恋

DSCF0809「エリーゼのために」は、

発表会で 演奏希望者が多い人気の曲です。

 

来年はYちゃんが弾くことになり、

この曲についてなんでもかんでも

調べてノートに書いていこう、と

二人で決めました。(この話については、以前の

このページをご覧ください)

 

さて、今日はその話の続き。

<エリーゼとは誰だったのか?>について。

 

依然としてミステリーには違いないのですが、

Yちゃんの中では、はっきり結論が出たようです。

エリーゼとは、すなわち<テレーゼ・マルファッティ>のこと。

当時、ベートーヴェン40歳。テレーゼは18歳。

年の離れたお弟子さんに恋をして、プロポーズしたベートーヴェン。

「エリーゼのために」の楽譜が、彼女の手紙箱から発見されたのが

何より証拠だ、とYちゃんは力説。

 

でも…と、Yちゃん。

どうしてもわからない。ふしぎ、ふしぎ。

テレーゼは(想像するに)、絶対に優しくてお上品な女の人。

ぼさぼさの髪で、いつも怒ってるみたいな顔の、

いかついベートーヴェンをどうして好きになったの?

こんな正反対の二人がどうして恋に落ちるのか。

私にはさっぱりわからない…と、腑に落ちない様子。

 

うーん・・・そうね。でも、そういうことはあるかもよ。

ベートーヴェンには、肖像画のイメージとは違う、素敵な面が

きっとあったんだよ。エリーゼさんは、それを見つけたんだね。

エリーゼ調べ帳、これからも続けていこう。

ベートーヴェンについて、知らないことがきっと見つかる。

まだまだ探究は続くよ!(^_-)-☆

 

 

 
 

音楽in絵画⑯

800px-G._Caillebotte_-_Jeune_homme_au_piano[1]

ギュスターヴ・カイユボット(1848-1894)

≪ピアノを弾く若い男≫

ブリジストン美術館、東京

(カイユボットは、裕福な家庭に生まれたので、

画業に専念することができました。この絵の人物は

画家自身の弟。男性もピアノを楽しむようになった、

新しい時代を描いています。それにしても、美しい室内ですね。

しかも、ピアノはあのエラール!なんと優雅な空間でしょうか)

 
 

哀しみのモーツァルト~オペラ編~

3672489249_6db8e28137_m[1]1786年、プラハでモーツァルトのオペラ

「フィガロの結婚」が上演されました。

プラハの人たちはこのオペラに熱狂し、

<フィガロの曲以外は何も歌われない>というような

一大ブームを巻き起こしたと言われています。

 

その後、プラハの劇団からオペラの新作を依頼された

モーツァルトは、「ドン・ジョヴァンニ」を書き上げました。

 

ドン・ジョヴァンニ(イタリア語)とはドン・ファン(スペイン語)、

すなわち、プレイボーイのこと!

(当時の実在の人物、カサノヴァをモデルに脚本が書かれたとも…)

放蕩三昧の果てに、殺人まで犯しながら、

決して悔い改めることのない男、ドン・ジョヴァンニ。

最後には、殺された男の石像(亡霊)に、地獄に連れていかれてしまいます。

そのシーンの、このアリア!

激しくも恐ろしい短調。怖すぎです…。( ;∀;)

 

ドラマ・ジョコーゾ ≪ドン・ジョヴァンニ≫ K.527より

「ドン・ジョヴァンニ、お前が食事に招いてくれたので」

 

 

 
 

絶対音感について⑨

fox-hound-55141_150[1]先回の話の続きです。

 

先回は、絶対音感に対しての、両極端な

二つの見解について書きました。

ひとつは絶対音感に対しての過大評価、

もうひとつは過小評価でした。

 

ここで結論を先に述べますね。

絶対音感は、あるととても便利なものですが、

それさえあれば音楽的な活動が万能になるものではありません。

また逆に、本来の絶対音感は、いろんな音に敏感になり過ぎて

日常生活に支障をきたすというものでもありません。

どちらの課題も、「相対音感」をしっかり身につけることによって

すっきりと解決することができます。

実は、相対音感は絶対音感と同じくらい大切なものなのです。

 

まだまだ続きます。

次回は、いよいよその「相対音感」にスポットを当てることにします!(^^)

 

 

 
 

受験生でもがんばる!

nutcracker-77479_150[1]Kちゃんは、中学三年生。

年が明けたら、すぐ受験が待っています。

 

この一年間は、通常の定期テストのほか、

次から次へと行われる実力テストのための

勉強に大忙しの毎日でした。

でも、ピアノレッスンはお休みせず、ずっとがんばってきたのです。

 

Kちゃんはいつもニコニコ。(^^)

発表会ではダンスの振り付けを担当したり、みんなの面倒をよく見てくれたり、

教室のムードメイカーとして、年下の女の子たちから慕われています。

 

「受験生だけど、やっぱり4月の発表会に出たい…」と、Kちゃん。

2学期の期末テストが終わったので、二人で選曲ミーティングをしました。

いろいろ考えた末、今回はエレクトーンでビートルズを演奏することに決定。

カッコよく「GET BACK」で決めたい!ということになりました。

 

帰り際、いつにも増して晴れ晴れとした表情で、

「さようなら!」と大きな声であいさつしてくれたKちゃん。

受験も発表会も、全力を尽くしてがんばろう。

先生も、全力であなたをサポートするよ。いつも一緒だから!\(^o^)/

 

 
 

断捨離その後

C785_tumikasanattayousyo500-thumb-200xauto-2451[1]断捨離報告のその後…

みなさんは、年末の大掃除、どうしておられますか?

 

私は、毎年このシーズンになるとジレンマ発生です。

片づけたい。きれいにしたい。すっきりしたい。

でも、しんどい。時間ない。落ち着かない。

 

日頃からちゃんとやってれば、特に年末にあわてることもないんでしょうが、

なかなか現実は厳しいものがあり…。(-“-)

 

幸い、世は片づけブーム。TVでもよく特集をやっていますね。

とりあえずそれを録画しておき、

夜、時間のある時に事務などしながら、それを横目でちらちら見てます。

 

先日もいいことを聞きました!

断捨離のやましたさん曰く、「狭い範囲を少しずつでOK!」と。

そこで早速、今日は本棚のこの段だけ、今日はチェストのこの引き出しだけ…と、

<だけだけ片づけ>をやっている次第。(^_-)

 

少しずつではあるけれど、毎日確実にスッキリは していってる!

その満足感がたまらなく、また明日もガンバロウ!と思えるのです。

 

この調子で、ナントカ年末まで突っ走っていきたいと思っております。!(^^)!

 

 

 
 

一年の締めくくり!クリスマス会

N885_ctreetowanko500-thumb-200xauto-2285[1]12月15日(日)

おたのしみクリスマス会を教室にて開催します!

 

時間割は、

11:00~12:30(中学生&小学校高学年生)

14:00~15:30(小学生)

16:30~18:00(小学校低学年生&幼稚園生・保育園生)

の予定です。

(ちなみに、高校生以上は試験等忙しいシーズンなのでパス(:_;))

 

プログラムは、

①恒例のミニミニコンサート。この日のために練習してきた曲を

みんなの前で披露します。ふだんはピアノ中心のレッスンだけど、

クリスマス会だけは特別。エレクトーン演奏がドッと増えます。(^^)

にぎやかなアレンジのクリスマスソング。おごそかな雰囲気いっぱいの讃美歌。

みんな知ってる童謡やアニメソング、テレビ番組のテーマ曲に、ボカロetc.

(ただいま猛練習中!(^^;))

②これまた恒例の大ゲーム大会。昔なつかしいアナログゲームで和気あいあい!

③最後は、プレゼント交換。

ともだちのために一生懸命選んだプレゼント。

誰にどれが当たるのか?毎年みんなドキドキわくわく。

 

今年は、ちょっと新しいゲームもしたいなぁと思ってます。

何かいいアイディアがあったら、どんどん提案してね!\(^o^)/

 

 

 
 

保育士のためのピアノレッスン④

angel-185488_150[1]保育士になったら、どのようなかたちで

音楽と向き合うようになるのか。

 

先回もお話ししましたが、

いろいろなシーンが考えられますね。

その保育所の取りくみの方針によってまちまち

でしょうが、ごく一般的なものについて考えてみます。

 

まずは、日常こどもたちが歌を練習する際に

鍵盤楽器で伴奏をすること。そして歌そのものの指導をすること。

 

それともうひとつ、こどもたちに音楽の指導をするシーンは、

「音楽発表会」だと思います。

もっきんやてっきん、タンバリンにカスタネットにミュージックベル。

大太鼓や小太鼓。鍵盤ハーモニカも演奏する機会が多いですね。

場合によっては、キーボードを弾かせることもあるでしょう。

 

そうなると、たいへん大所帯です。

全体の音のバランスを見なければいけません。

アンサンブルの経験が必要になります。

 

この続きは、次回のこのシリーズで!!\(^o^)/

 

 

 
 

夢がかなうノート

PPO_akairousokutobara500-thumb-186xauto-1042[1]来年の手帳のお話は、この前いたしました。

その手帳を買いに行ったとき、実はもう一冊、

素敵な本をみつけて購入したんです。

 

タイトルは、

『書くだけで夢が次々かなう~わたしノート練習帳』。

(原さとみ 著 (株)アルマット)

 

内容をかいつまんで記すと、

①言葉を変えると幸せがくる。常によい言葉を意識して発するようにしよう。

②「ありがとう」探しのプロになること。感謝する心が大切。

③小さなものから大きいものまで、思いつく願いはどんどんノートに書くこと。

不思議と かなえられていく。

というものです。(^^)

(書き込みできるノートのページがついているので便利)

 

実は、この本をみつける前から、中山庸子さんの『夢ノート』シリーズを

読んでいました。その通り実践もしてきたので、書いたことがすべてかなう

というのは つねづね実感している次第です。(^^)

 

2014年は、新しい手帳とともに、このノートにも

大事に言葉を選んでひとつひとつ書き込んでいこう!

今からひそかな楽しみなんです。(≧▽≦)

 

 

 
 

Mちゃんのおともだち

2368346202_05edffd868_m[1]5歳のMちゃんがレッスンにやってきました。

ドアを半分あけて、何やらこちらをうかがっている様子…。

 

ーMちゃんどうしたの?入っておいでよ。

ー今日はおともだち連れてきてん。

ーへえ?誰かな。

ーくうちゃん。

見ると、腕にぬいぐるみのクマをだっこしています。

ー今日は、エレクトーン弾くところをくうちゃんに見ててもらうねん。

ここで、すかさず私はくうちゃんの声に変身!

ーくうね、ここに座って聴いてるから、Mちゃんがんばって。

Mちゃんは、とてもうれしそうに「きらきら星」を弾き始めました。

いつにも増して、真剣な顔つき。

ちょっとミスはあったけど、さいごまで弾き切りました。

椅子からおりて、ていねいにお辞儀。

ーぱちぱちぱち。Mちゃん、とってもじょうず。

ーありがとう。くうちゃんも静かにしててえらかったね。ごほうびに、おやつ。

ーわーい!

Mちゃんは、自分のレッスンバッグから毛糸でできたポンポンを出して、

ぬいぐるみの口もとに持っていき、食べさせるかっこうをします。

ーおいちい。もっと。

ーそんなに食べたらだめでしょ。あとはおうちでね!

急にママみたいな口調になるところがおかしい。

私は先生にもどって、

本番のクリスマス会、きっと大丈夫、と言いました。

Mちゃん、ちょっとほっとした顔をしました。

みんなの前で本格的に演奏するのは、今回のクリスマスがはじめてなのです。

 

Mちゃん。当日もこんな感じでがんばろう!

きっと楽しいクリスマス会になるよ。

なんだったら、またくうちゃん連れてきてもいいからね。(^^♪

 

 

 

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