13歳のときに彼の絵に出会いました。
音楽と一緒ですね。好き嫌いに理由はありません。
なぜか惹かれる。なぜか気になる。
清志郎さんもそうだったのでしょうね。
ゴッホは 最初は美術商の店で働いたけれどうまくいかず、その後教師をめざしたり
伝道師になろうとしたり…
でも、何をしても駄目だった。文字通り 挫折だらけの人生。
そんな彼が 心機一転、 画家になる決意をしたのは27歳。
使命感を持って懸命に描いた。描いた。自分のすべてを投入した。
そして 投入しすぎて精神を病んだ。
不器用で危なっかしくて 世の中と折り合いをつけられない、馬鹿がつくくらいの
純粋さ。(まるで、昔のロックミュージシャンみたいです。)
生涯長く絵を描いていたイメージがあるけれど、実際に画家としての人生を
歩んだのはたった十年ほど。
どんなに壮絶な人生だったとしても、絵を描いている時だけは幸せだった。
神に出会っていた。
そう願いたくなる人でもあります。