Yちゃんは、1年生です。
先日のレッスンで、七夕の短冊に書いた願いごとの話になりました。
「そう言えば、Yちゃんは
将来パティシエになりたいって書いてたね」
「そう」
なんだか、浮かぬ顔。
「どうしたん?」
「今日ね、平和記念登校日で。
学校で戦争の話を聞いたんです」
戦争の話のショックが大きかったのか、
Yちゃんは目を赤くして続けました。
・・・世界が平和でないと、パティシエもなにも意味ない。
言いたいことがあったらね。口で言えばいいんですよ。
暴力は絶対に、絶対に駄目です。
つらいけど、戦争のことは知っとかんとあかん。聞かんとあかん。
またおんなじことくりかえしたらあかんから・・・
Yちゃんは一気に吐き出しました。
あとで、お母様にそのことを報告しました。
お母様いわく、Yちゃんは その登校日以来、夜になるとよく泣いているそうです。
なんとも言えない気持ちになりました。
すべて大人の責任です。
今夜も、戦争番組がたくさん放送されます。
つらいけど、直視しなければいけません。
目をそむけていては なりません。