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レッスン内容について

 

絶対音感について④

PPW_kiiroihaibisukasunohana500-thumb-186xauto-630[1]一時期のブームもありましたので、ともすれば

「絶対音感」という言葉が 一人歩きをしてしまいがちです。

 

しかし、本来は「絶対音感」は「相対音感」といつも

ペアで考えられなければなりません。

「絶対音感」と「相対音感」の関係について、

一音会の江口寿子先生は著書の中でこのように

語っておられます。

 

<音楽をお料理にたとえると、「絶対音感」や「相対音感」は、

さしずめ「味を感じる舌」ということになります。

「絶対音感」は、「材料の味を感じる舌」です。(中略)

それに対して、「相対音感」は、「お料理のおいしい味を感じる舌」です。(中略)

この両方の舌をもっていてはじめて、おいしいお料理がつくれる、

「名コックさん」になれるのです。>

(江口寿子著『音はロケットみたいにとんでくる』より)

 

というわけで、絶対音感がついた後は、必ず相対音感のおけいこに入ります。(^^)

 

 

 
 

導入期のピアノレッスン②

N112_kingyosukuinoyoujyo500-thumb-192xauto-1934[1]新しく始めたピアノのおけいこ。

どうやったら自分からすすんで練習し、

長く続けていくことができるでしょうか。

 

昔から、<好きこそものの上手なれ>と言いますね。

その通り、好きなことは「やめろ」と言ってもやめられません。(^^)

 

朝から晩まで、暇さえあればピアノに向かっている5歳の女の子がいます。

ピアノを弾くことが、好きで好きでしょうがないのです。

お母さんの話によると、教則本以外に 保育所で習ってる歌を楽譜なしで弾き、

テレビから流れてくるCMソングを耳コピー&アレンジして弾き・・

毎日、ピアノライフをとてもエンジョイしてるようです。(^^♪

 

この、<好きになれるかどうか>は、

確かに本人の嗜好もありますが、それだけではありません。

 

特に 習い始めの段階では、親御さんはじめ周囲の方のあたたかい協力が必要です。

それはズバリ、<褒めて褒めて褒めてあげること>!

 

それは<やる気>につながり、<練習意欲>につながり、

やがて<自信>につながっていきます。

長い道のりの、何よりも大きな原動力になるのです。(^o^)

 

 

 
 

絶対音感について③

Image008絶対音感は 練習によって身につけることができます。

これはとても画期的なことです!

 

ただし、

いつ練習を始めるか。

どんなふうに練習するのか。

それがとても重要になってきます。

 

始める年齢は できるだけ小さいうちがいいのですが、

ある程度、自ら練習する意識を持てるようになってからでないと、

実際のおけいこは難しいのです。

スタートは遅くてもいけないし、また早すぎてもうまくいきません。

 

一音会のデータによると、2歳半ぐらいに始めるのがよいとされています。

ただ、やはり多少の個人差はあります。

 

 

 
 

導入期のピアノレッスン①

NS525_yubiwosasukodomo500-thumb-192xauto-1599[1]小さいお子さまが はじめてピアノを習うとき、

親御さんの心の中に

「ほんとに 続けていけるのかな・・」という

一抹の不安が よぎりませんか?

 

ピアノに限らず なんでもそうですが、

はじめてのことには  期待と同時に不安がつきものですね。

 

でも、<案ずるより生むがやすし>という言葉もあります。

あんまり考え過ぎないで、親御さんも一緒に音楽を楽しむという

気持ちでいてくださいね。

 

ピアノを、音楽を、「だいすき」になってもらえるような

おもしろくて楽しいレッスンが待っています!(^_-)-☆

 

知らず知らずのうちに時がたち、

やっぱり音楽を続けていてよかった!と、きっと感じてもらえると思いますよ。(^^)

 

 

 
 

絶対音感について②

一音会ミュージックスクールの創始者、whippet-100331_150[1]

江口寿子先生の著書に 生理学者バッチェムの研究

についての記述があります。

 

<バッチェムの報告では、アメリカのイリノイ大学

音楽部学生146人中一人、シカゴ市アメリカ音楽院

60人中6人、シカゴ交響楽団200人中8人、

イリノイ州調律協会55人中一人が「絶対音感」をもっており、

「絶対音感」をもっていた人の割合は平均5%でした。

これがプロではないふつうの人の場合になると、(中略)

0,0005%しかいませんでした。

つまり、何もしないで放っておくと、20万人に一人しか、「絶対音感」を

もつことができません。

また、音楽を専門に学んだり、職業にするほど音楽的な訓練をたくさん

うけた人でさえ、20人に一人しか、「絶対音感」をもつことが

できないというわけです。>

(江口寿子著『音はロケットみたいにとんでくる』より)

 

「絶対音感」は、生まれつきの特別な才能なのでしょうか?

一般の私たちには無縁のものなのでしょうか?

 

そう、答えは「NO!」なのです。

 

 

 
 

絶対音感について①

5723607354_5e0c5cf9b0_m[1]A子ちゃんの ある日のレッスン風景・・・。

 

「じゃ、いつものように音のエクササイズ

始めるね!」「は~い!」

A子ちゃんには 私がどの音を弾いているかが

わからないように、ピアノの鍵盤が見えない位置に

座ってもらいます。

それから 88鍵すべて、上から下までポンポンとランダムに

ピアノの音を鳴らして A子ちゃんに聞かせます。

 

「ソ! レ! チス! ド! ベー! ギス! ファ! エス! ラ!」

なんの躊躇もなく、弾く音 弾く音すべてをどんどん当てていくA子ちゃん。

考える間もなく、瞬間的にその音が何なのかが わかるのです。

(ちなみに チスやベ ーというのはドイツ語の音名の言い方です。

ドのシャープやシのフラットと言うよりも言いやすいのです)

 

絶対音感があれば、どんな曲も簡単に聴き取れ、

演奏したり 楽譜に起こしたりすることができます。

調性もはっきりとわかります。

 

だから、音楽を楽しむ上で とても便利なものなんですよ!\(^o^)/

 

 

 

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