今日が誕生日の音楽家
シューベルト
シューベルトは オーストリアのウィーンで生まれました。
シューベルトのお父さんは学校の校長先生。
息子にあとを継がせ、安泰な生活をさせたいと願った。
ところが、息子は音楽で生きて行きたい。
好きでもない仕事をして 一生を過ごすなんて、
若いシューベルトには耐えられないことだった。
何度も二人で話し合ったけど、お互いに自分の主張は譲れない。
とうとう、シューベルトは家を飛び出す。
彼はホームレスになった。
生活に何の保証もない。
ところが、運のいいことに、彼には友だちがたくさんいた。
次から次へと 友だちの家を泊まり歩いては、食事や五線紙を
提供してもらって作曲活動を続けた。
一千曲の作品中、三分の二が<歌曲>というシューベルト。
『魔王』が最も有名ですが、今日は『冬の旅』。
長調と短調の移り変わりや巧みな和音を用いて、
社会から疎外されていく若者の、孤独や絶望を浮き彫りにしています。
決して幸せなことばかりを歌うわけじゃない、
現代のロックの精神と似かよっているところがすごくあり、
面白いなぁと あらためて思った次第です。(^^♪
モーツァルト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、
1756年の今日、1月27日にオーストリアのザルツブルクで
生まれました・・・。
と、できるだけ冷静に、ふだん通りに書こうと
したのですが、今日はなかなかそうはいかないんです。
(なぜって、彼が好き過ぎて。(:_;))
いえいえ、世の中、上には上ってものがありまして、
相当クレイジーな人たちがいるんですよね。
ある音楽雑誌のモーツァルト特集に載っていた逸話を紹介すると…
ある人は、「町を歩いていても、カタカナの「モ」があると
身体がそっちに動いていく」と言う。
喫茶店の看板に「モーツァルト・サービス」って
書いてるから、なんだこれは?と思い、中に入ってみると
モーニング・サービスだったとか。
車のナンバープレートに<1756>(モーツァルトの生年)を
探し出して、喜々としている人がいたり、
娘さんの誕生日が5月25日だったから、
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(K.525)にちなんで
「小夜子」と名づけたり。
相当なもんですね。(^^;)
そこまでさせてしまう、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトって。
ある熱烈なモーツァルティアン曰く、
「モーツァルトに召される人は、選ばれた者」なんだそうです。
「ロバの耳には決してわからない」んだそうです。
(私が言ったのではありません。その人が言ったのです。念のため)
何か一曲を、と思ったのですが。
とうとう決められませんでした。
晩酌で「誕生日おめでとう!!!」と、乾杯した私って。
やっぱり、変な人たちの堂々たる仲間かも。(^▽^;)
フルトヴェングラー
1886年1月25日、指揮者フルトヴェングラーは、
ドイツのベルリンで生まれました。
フルトヴェングラーと言えば、真っ先に思い出すのは…。
昔々、まだ小学生だった頃、
日曜日の朝になると、父はよくクラシックのレコードをかけていたんです。
ーこれはな、フルトヴェングラーて言うねんで。
ーフルトヴェングラー??
ーそや。「振ると面食らう」や。
ー…。
冗談好きな父のダジャレだろうと思っていたのが、
なんとWikipediaにありました。(^^)
<音が出る前から指揮棒の先が細かく震え始め、アインザッツが非常にわかりにくい
その独特の指揮法から、日本ではフルトヴェングラーをもじって「振ると面食らう」
などと評され、「フルヴェン」の愛称で親しまれている>
そういうことだったのか。(^^;)
フルトヴェングラーのファンは、とても根強いです。
没後60年の今も、その人気は衰えていないとのこと。
「音楽はパッション」!
きっと、そのことを教えてくれたからでしょうね。
1942年の貴重な映像をどうぞ。(^^♪
クレメンティ
新しくスタートいたします!\(^o^)/
第一回めは、本日1月23日 クレメンティ。
イタリア・ローマ生まれで、モーツァルトより
4つ年上の人。
同じ時代の人だけあり、モーツァルトと同じく
マリー・アントワネットの前で、<御前演奏>しています。
その翌年のクリスマス・イヴには、皇帝のイベントでピアノの競演!
なんと、その対決相手がモーツァルトだった。( ;∀;)
「クレメンティは右手の指運びに関する限り見事に演奏します。
彼の強みは3度のパッセージで、それ以外はいささかの感情も趣味も
持ち合わせていません。要するに機械的に弾くだけです」と、
のちに酷評しているモーツァルトさん。(そうとう手厳しい)
作曲家クレメンティは、現代ではソナチネで有名。
私も、小さい頃に 動かない指を一生懸命動かして練習したのを、
今もありありと覚えています。
指のトレーニングの曲だけど、弾いていて楽しくなるし
親しみやすいメロディなので、みんなに人気があるんですよ!
(モーツァルトと比較するつもりは全くなかったんだけど、話の流れで
そんなふうになっちゃったので、肩をもちます。(^▽^;))