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今日が誕生日の音楽家

 

シューベルト

245px-Franz_Schubert_by_Wilhelm_August_Rieder_1875[1]1797年の今日、1月31日に

シューベルトは オーストリアのウィーンで生まれました。

 

シューベルトのお父さんは学校の校長先生。

息子にあとを継がせ、安泰な生活をさせたいと願った。

ところが、息子は音楽で生きて行きたい。

好きでもない仕事をして 一生を過ごすなんて、

若いシューベルトには耐えられないことだった。

 

何度も二人で話し合ったけど、お互いに自分の主張は譲れない。

とうとう、シューベルトは家を飛び出す。

 

彼はホームレスになった。

生活に何の保証もない。

ところが、運のいいことに、彼には友だちがたくさんいた。

次から次へと 友だちの家を泊まり歩いては、食事や五線紙を

提供してもらって作曲活動を続けた。

 

一千曲の作品中、三分の二が<歌曲>というシューベルト。

『魔王』が最も有名ですが、今日は『冬の旅』。

長調と短調の移り変わりや巧みな和音を用いて、

社会から疎外されていく若者の、孤独や絶望を浮き彫りにしています。

 

決して幸せなことばかりを歌うわけじゃない、

現代のロックの精神と似かよっているところがすごくあり、

面白いなぁと あらためて思った次第です。(^^♪

 

歌曲『冬の旅』より 第一曲『おやすみ』

 

 
 

モーツァルト

250px-Wolfgang-amadeus-mozart_1[1]

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、

1756年の今日、1月27日にオーストリアのザルツブルクで

生まれました・・・。

 

と、できるだけ冷静に、ふだん通りに書こうと

したのですが、今日はなかなかそうはいかないんです。

(なぜって、彼が好き過ぎて。(:_;))

 

いえいえ、世の中、上には上ってものがありまして、

相当クレイジーな人たちがいるんですよね。

ある音楽雑誌のモーツァルト特集に載っていた逸話を紹介すると…

 

ある人は、「町を歩いていても、カタカナの「モ」があると

身体がそっちに動いていく」と言う。

 

喫茶店の看板に「モーツァルト・サービス」って

書いてるから、なんだこれは?と思い、中に入ってみると

モーニング・サービスだったとか。

 

車のナンバープレートに<1756>(モーツァルトの生年)を

探し出して、喜々としている人がいたり、

娘さんの誕生日が5月25日だったから、

アイネ・クライネ・ナハトムジーク(K.525)にちなんで

「小夜子」と名づけたり。

相当なもんですね。(^^;)

 

そこまでさせてしまう、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトって。

 

ある熱烈なモーツァルティアン曰く、

「モーツァルトに召される人は、選ばれた者」なんだそうです。

「ロバの耳には決してわからない」んだそうです。

(私が言ったのではありません。その人が言ったのです。念のため)

 

何か一曲を、と思ったのですが。

とうとう決められませんでした。

 

晩酌で「誕生日おめでとう!!!」と、乾杯した私って。

やっぱり、変な人たちの堂々たる仲間かも。(^▽^;)

 

 

 
 

フルトヴェングラー

220px-DBPB_1955_128_Wilhelm_Furtwängler[1]1886年1月25日、指揮者フルトヴェングラーは、

ドイツのベルリンで生まれました。

 

フルトヴェングラーと言えば、真っ先に思い出すのは…。

 

昔々、まだ小学生だった頃、

日曜日の朝になると、父はよくクラシックのレコードをかけていたんです。

 

ーこれはな、フルトヴェングラーて言うねんで。

ーフルトヴェングラー??

ーそや。「振ると面食らう」や。

ー…。

 

冗談好きな父のダジャレだろうと思っていたのが、

なんとWikipediaにありました。(^^)

<音が出る前から指揮棒の先が細かく震え始め、アインザッツが非常にわかりにくい

その独特の指揮法から、日本ではフルトヴェングラーをもじって「振ると面食らう

などと評され、「フルヴェン」の愛称で親しまれている>

 

そういうことだったのか。(^^;)

 

フルトヴェングラーのファンは、とても根強いです。

没後60年の今も、その人気は衰えていないとのこと。

「音楽はパッション」!

きっと、そのことを教えてくれたからでしょうね。

 

1942年の貴重な映像をどうぞ。(^^♪

 

 

 
 

クレメンティ

250px-Muzio_Clementi[1]≪今日が誕生日の音楽家≫シリーズを、

新しくスタートいたします!\(^o^)/

 

第一回めは、本日1月23日 クレメンティ

イタリア・ローマ生まれで、モーツァルトより

4つ年上の人。

同じ時代の人だけあり、モーツァルトと同じく

マリー・アントワネットの前で、<御前演奏>しています。

 

その翌年のクリスマス・イヴには、皇帝のイベントでピアノの競演!

なんと、その対決相手がモーツァルトだった。( ;∀;)

 

「クレメンティは右手の指運びに関する限り見事に演奏します。

彼の強みは3度のパッセージで、それ以外はいささかの感情も趣味も

持ち合わせていません。要するに機械的に弾くだけです」と、

のちに酷評しているモーツァルトさん。(そうとう手厳しい)

 

作曲家クレメンティは、現代ではソナチネで有名。

私も、小さい頃に 動かない指を一生懸命動かして練習したのを、

今もありありと覚えています。

指のトレーニングの曲だけど、弾いていて楽しくなるし

親しみやすいメロディなので、みんなに人気があるんですよ!

(モーツァルトと比較するつもりは全くなかったんだけど、話の流れで

そんなふうになっちゃったので、肩をもちます。(^▽^;))

 

ソナチネop.36, No.3

 

 

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