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Art

 

音楽in絵画㉑

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アンリ・ルソー(1844-1910)

≪眠れるジプシー女≫

ニューヨーク近代美術館

(仕事の合間に趣味で絵を描いていた、いわゆる「日曜画家」

だったルソー。けれど、その画風はものすごく個性的です。

はじめて彼の絵に出会ったのは中学2年のときでしたが、背景の

砂漠やジャングルの中に自分が取り残されるような感覚さえ

おぼえ、一時期すっかり とりこになっってしまいました)

 
 

音楽in絵画⑳

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エドゥワール・マネ(1832-1883)

≪テュイルリー公園の音楽祭≫

ナショナル・ギャラリー、ロンドン

(パリにあるテュイルリー公園で開かれた音楽祭の風景。

細部までていねいに描きこむのではなく、わざとラフに

ザッザッと描いている所が、いかにも印象派のさきがけらしい

感じ。まん中に立っている男性の、すぐ右側に座っている

メガネの人が見えますか?これは作曲家のオッフェンバック

らしいですよ。オペレッタ「天国と地獄」で有名ですね!

マネ本人もいます。左はしの、からだ半分しか見えてない人。

クリックして、画面を大きくして見てくださいね!(^^))

 
 

音楽in絵画⑲

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フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)

≪ピアノを弾くマルグリット・ガシェ嬢≫

バーゼル市立美術館

(ゴッホが晩年かかっていた精神科の医者、ポール・ガシェの娘さん。

彼女が弾いているアップライトピアノには、ろうそくを立てておく

燭台がついています。ルノワールの絵のピアノにもありました。

まだ電灯がなかった頃は、楽譜を読むのも暗くて大変だったでしょうね…)

 
 

音楽in絵画⑱

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エドゥワール・マネ(1832-1883)

≪ピアノを弾くマネ夫人≫

オルセー美術館、パリ

(マネの奥さんは、もともとピアノの先生で、マネ宅に

出稽古に来ていたとのこと。この時代にグランドピアノ

というのは、相当のお金持ちだった証拠ですね。

マネ夫人の表情からは、音楽に対する真摯な姿勢が

ひしひしと伝わってきます。そう言えば、マネは息子の

レオンくんの姿も≪笛を吹く少年≫で描いていましたね!)

 
 

音楽in絵画⑰

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≪国宝「彦根屏風」遊楽図≫(江戸時代寛永期)

(三味線を奏でている様子がうかがえますが、いわゆる

お稽古風景ではなさそう。「遊楽図」ということですから、

めいめいがいろんなことをして遊んでいるところなのでしょう。

くつろいで音楽を楽しんでいる雰囲気が伝わってきます)

 
 

音楽in絵画⑯

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ギュスターヴ・カイユボット(1848-1894)

≪ピアノを弾く若い男≫

ブリジストン美術館、東京

(カイユボットは、裕福な家庭に生まれたので、

画業に専念することができました。この絵の人物は

画家自身の弟。男性もピアノを楽しむようになった、

新しい時代を描いています。それにしても、美しい室内ですね。

しかも、ピアノはあのエラール!なんと優雅な空間でしょうか)

 
 

音楽in絵画⑮

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エドガー・ドガ(1834-1917)

≪手袋をした歌手≫

フォッグ美術館、ケンブリッジ

(カフェで熱唱する女性歌手。サビに入り、歌はますます

盛り上がる。観客の声援や拍手が割れるように響いて…。

音楽と絵画の一体化。そのモデルのような作品です!)

 
 

音楽in絵画⑭

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ジョルジュ・スーラ(1859-1891)

≪サーカスのパレード≫

メトロポリタン美術館、ニューヨーク

(サーカス一座が、客寄せのためにパリの街角で演奏をしているところ。

まん中の男はトロンボーンを吹いています。バックにも数人の奏者が

見えますね。近寄って見るとよくわかるのですが、これはみんな

小さな点々で描かれています。なんと細かい作業でしょう!

19世紀の作品なのに、今なお前衛的な感じを受ける絵です)

 
 

音楽in絵画⑬

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ポール・セザンヌ(1839-1906)

≪タンホイザー序曲(ピアノを弾く若い娘)≫

エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク

(ピアノを弾いているのはセザンヌの妹ローザ。右の人はお母さん。

ワーグナーが作曲した「タンホイザー序曲」のピアノアレンジ版を

弾いてるんですね。セザンヌも、この当時の売れっ子作曲家

ワーグナーのファンだったのでしょうか…何だか親近感わきます)

 
 

音楽in絵画⑫

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グスタフ・クリムト(1862-1918)

≪ピアノを弾くシューベルト≫

(クリムト37歳の時の作品です。1945年の

インメンドルフ城の火災で、残念ながら消失してしまいました。

シューベルトは、イメージの姿そのまんまですね)

 

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