Art
音楽in絵画㉑
アンリ・ルソー(1844-1910)
≪眠れるジプシー女≫
ニューヨーク近代美術館
(仕事の合間に趣味で絵を描いていた、いわゆる「日曜画家」
だったルソー。けれど、その画風はものすごく個性的です。
はじめて彼の絵に出会ったのは中学2年のときでしたが、背景の
砂漠やジャングルの中に自分が取り残されるような感覚さえ
おぼえ、一時期すっかり とりこになっってしまいました)
音楽in絵画⑳
エドゥワール・マネ(1832-1883)
≪テュイルリー公園の音楽祭≫
ナショナル・ギャラリー、ロンドン
(パリにあるテュイルリー公園で開かれた音楽祭の風景。
細部までていねいに描きこむのではなく、わざとラフに
ザッザッと描いている所が、いかにも印象派のさきがけらしい
感じ。まん中に立っている男性の、すぐ右側に座っている
メガネの人が見えますか?これは作曲家のオッフェンバック
らしいですよ。オペレッタ「天国と地獄」で有名ですね!
マネ本人もいます。左はしの、からだ半分しか見えてない人。
クリックして、画面を大きくして見てくださいね!(^^))
音楽in絵画⑰
≪国宝「彦根屏風」遊楽図≫(江戸時代寛永期)
(三味線を奏でている様子がうかがえますが、いわゆる
お稽古風景ではなさそう。「遊楽図」ということですから、
めいめいがいろんなことをして遊んでいるところなのでしょう。
くつろいで音楽を楽しんでいる雰囲気が伝わってきます)
音楽in絵画⑮
エドガー・ドガ(1834-1917)
≪手袋をした歌手≫
フォッグ美術館、ケンブリッジ
(カフェで熱唱する女性歌手。サビに入り、歌はますます
盛り上がる。観客の声援や拍手が割れるように響いて…。
音楽と絵画の一体化。そのモデルのような作品です!)
音楽in絵画⑭
ジョルジュ・スーラ(1859-1891)
≪サーカスのパレード≫
メトロポリタン美術館、ニューヨーク
(サーカス一座が、客寄せのためにパリの街角で演奏をしているところ。
まん中の男はトロンボーンを吹いています。バックにも数人の奏者が
見えますね。近寄って見るとよくわかるのですが、これはみんな
小さな点々で描かれています。なんと細かい作業でしょう!
19世紀の作品なのに、今なお前衛的な感じを受ける絵です)
音楽in絵画⑬
ポール・セザンヌ(1839-1906)
≪タンホイザー序曲(ピアノを弾く若い娘)≫
エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク
(ピアノを弾いているのはセザンヌの妹ローザ。右の人はお母さん。
ワーグナーが作曲した「タンホイザー序曲」のピアノアレンジ版を
弾いてるんですね。セザンヌも、この当時の売れっ子作曲家
ワーグナーのファンだったのでしょうか…何だか親近感わきます)
音楽in絵画⑫
グスタフ・クリムト(1862-1918)
≪ピアノを弾くシューベルト≫
(クリムト37歳の時の作品です。1945年の
インメンドルフ城の火災で、残念ながら消失してしまいました。
シューベルトは、イメージの姿そのまんまですね)