まつもと音楽教室 > ブログ > LIFE

LIFE

 

同じでなくていい

「もう日本にいるのが嫌になっちゃった」98719381_2ccf61a860_m[1]

「え?」

 

Kちゃんと雑談していたときのことです。

彼女は突然そんなことを言い始めました。

 

「だって狭いんですもん。考え方が。

みんなおんなじでなきゃいけない国って、ほんま窮屈。

ちょっと人と違うことが好きだと、変人扱いされるんですよ」

 

確かに、日本人にはそういう面があるかもしれない。

みんなおんなじであることに安心感をおぼえる。

同じ服を着て、同じ音楽を聴いて、同じゲームをして、

同じ化粧をして、同じテレビ番組を見て、同じ物を買って。

 

Kちゃんは続けます。

「ワタシ、将来アメリカに行きます。お母さんと一緒に!」

「へぇ?!」

 

そっかぁ。アメリカかぁ。

それもいいよね。

若いときは、どんどんチャレンジしなさい。どんどんやりたいことやりなさい。

若くなくても、いや、若くなくなったらなおさらのこと、

みんなとおんなじで満足してないで、もっと素敵なことはないか。

もっとわくわくすることはないかって、探していかなくちゃね。

 

ちょっと刺激を受けた、ある日の午後でした。

 

 

 
 

ネット断食

「ネット依存症」の子どもが、16-14-19-73_250x250[1]

今や52万人もいるらしいです。

 

「ネット依存症」とは、

<インターネットに没頭し、ネットが使えないと

いらだちを感じたり、対人関係を煩わしく感じたり、

健康を害したりするなど、心身に支障をきたしている

状態>(読売新聞)のこと。

 

インターネットはとても便利。

もはやネットを使わない生活は考えられません。

だから ネットそのものを否定したり、それ以前の生活に

戻ろうとするのは、あまり意味のあることとは思えません。

 

問題は、どう「使う」か。

 

ネット依存症にかかった人は、いったんそこから距離をおき、

生活のリズムを正す必要があります。

この「ネット断食」が、ちまたで広がっていってるとのこと。

いかに自分がネット社会に振り回されていたか、断食して

初めてわかったと言う人も少なくないらしいです。

 

夏休みは、子どもたちにとっても いろんな体験ができる絶好のチャンス。

花火を見たり、海で泳いだり、友だちとキャンプファイヤーしたり…。

スマホやゲーム機はちょっとおいといて、リアルな世界での

感動をたくさん味わってほしいですね。

 

そうそう、当然のことながら、楽器を弾いたり歌を歌ったり…も

バツグンに心と体にいいんですよ!

この夏、ぜひ没頭してみてください。\(^o^)/

 

 

 
 

Artとの出会いは人生を変える

このあいだ、ふと立ち寄った書店でD157_winchik20tobira500-thumb-186xauto-2555[1]

姜 尚中さんの本を衝動買いしてしまいました。

 

ファンだったこともありますが、

タイトルに惹かれました。

『生と死についてわたしが思うこと』。

その中で、印象に残った一節があったので、

少し紹介します。

 

<わたしたちは3.11で生と死の近さを知りました。(中略)

非常に重たいテーマで昔なら宗教に向かったでしょうが、今は

必ずしもそうはいかない。たぶん、美術館は神なき時代の教会、

日本でいうと神なき時代のお寺なんでしょう。それぐらい絵との出会いは

ものすごく大きい。絵を見つめて自分を見つめなおす。そういう時間が今、

一番必要なんじゃないでしょうか。>

 

彼自身、一枚の絵(デューラーの自画像)に出会ったことで、

人生の転機を迎えたという体験があるそうです。

 

やっぱりそうか!と思いました。

 

美術でも音楽でも、Artの力には底知れぬものがある。

口で言い表すことのできない、いわゆる「ショック」。

その劇的なる出会いが、人生を変えてしまうことだってあるんです。

 

出会いは大きい。人との出会いはもちろんだけど、

Artにも、もっともっと出会うべき。

そして、こどもたちには できるだけ先人の

作品を伝えていかなければ。

大人にはそういう使命もあると思いました。

 

 

 

 
 

「疲れた~」は「がんばった~」

梅雨どき、体調はいかがですか?dog-123722_150[1]

 

え?めちゃくちゃしんどい?

しんどいだけじゃなくて、イライラのピーク?

 

おまけに、やらなければいけないことは山積。

あれもこれもそれもどれも、みんなやりかけたままだし、

家の中はちっとも片づかないし。

 

もしかして、自分はダメだ、ダメだと思っていませんか?

 

こんだけがんばっているんですもの。

疲れて当たり前。

しんどいの、当たり前。

 

「疲れた~」は、「がんばった~!!\(^o^)/」にチェンジ。

そして、ちょっとは休みましょう。

堂々と、ね。(^_-)-☆

 

 

 
 

ほんとうの自立とは

ひさしぶりにマッサージに行きました。17-40-06-314_250x250[1]

温熱器で腰をあたためてもらってる間、

いろんな雑誌を読んでリラックス。

ホッとすると共に、貴重な情報収集の時間です。(^^)

 

今日はこんな記事を見つけました。

勉強がよくできて有名大学に入っても、就職したあと

社会に順応できなくて、あえなく脱落してしまう若者が増えている、と。

 

<自立>できることが大切とは言うけれど、

日本では<経済的自立>に論点が集中しがちですね。

でも、それ以前に「自分の身の回りのことが自分でちゃんとできる」という自立。

「多様な人間と関わることができ、社会的に貢献できる」自立。

その二つが重要だ、とする意見でした。

 

東日本大震災のとき、「自分が突然死ぬようなことがあったら、

この子は一人で生きていけるのか?」と思ったら、急に不安になった。

そういう母親がいた、ということも書いてありました。

 

<いろんな人と関われる精神的な強さ、しなやかさを持ち、

自分のことがちゃんとできた上で、人のためにも何かできる(しようとする)人間になる>

シンプルだけど、今の子どもたちにとって、

とてつもなく大きな目標ではないでしょうか。

 

日々のレッスンを通じても、その目標に近づく手伝いがきっとできるはず。

あらためて感じた一日でした。

「ちっちゃな積み重ねが大事だ!」

 

 

 
 

「いい子」ほど愛さなくては

「こども時代をふり返ってみるとさ…」15-28-21-994_250x250[1]

ある友人が言いました。

 

「いわゆる不良とか、できの悪い子ほど

先生とか周りの大人は心配するんだよね」

「うん。そりゃそうだけど?」

当たり前でしょ、と私は思ったのです。

しかし彼女曰く、

「それはある面 正しいけど、ある面正しくない」

 

どういうことなのかよく聞いてみると、彼女の主張はこうでした。

 

成績が悪かったり、反抗したり、

問題を起こす子はよく心配してもらえる。

気にかけてもらえ、愛してもらえる。

 

だけど、まじめに がんばっている子は

あまり心配されないし、わりと放っておかれる。

この子は大丈夫ってみんなが思うから。

だけど、その裏には「いい子にして愛されたい」「ほめられたい」

って心もあるんだってことを、大人は見過ごしてしまっている。

 

いい子ほど、気にかけてあげなくちゃ。

いい子ほど、ちゃんと話を聞いてあげなくちゃ。

目をかけ、愛してあげなくちゃ。

 

彼女の主張に、わたしは軽い衝撃を受けました。

 

ほんとうにそのとおりだわ。

これからは、もっと心して対そう。

「いい子」には「いい子」の理由があるかもしれないものね。

 

 

 
 

いてくれたらいい

07-56-45-867_250x250[1]「何もできなくてごめんね…」

 

ときどき誰かにこう言います。

何もしてあげられない自分がふがいなくて、

そして、相手にそれを許してもらいたくて

つい出てしまう言葉です。

 

だけど…

今度は自分がそう言われてしまいました。

 

で、どんなふうに思ったかというと。

 

「とりたてて何もしなくていい」

…でした。

 

何かしてもらいたいと思ってるわけじゃない。

思ってたら、ちゃんとそう言うから。

 

いつも通りにいてくれたらいい。

それだけで、十分安心できる。

 

そう思いました。

 

 

 
 

なすがままに…

23-19-20-90_250x250[1]「諦念(ていねん)」という言葉があります。

 

昔、もっと若い頃は、この言葉の意味が

わかりませんでした。

 

「あきらめる」という発想自体が「逃げている」

ように思え、とても寂しい感じがしたんです。

だから、この言葉の本当の意味について、考えてみようと

思うこともありませんでした。

 

ところが今は─

この言葉に、どこか美しく自由な感覚を感じているんです。

 

自分が小さな存在であることがわかってきたからでしょうか。

どうにもならないことがたくさんあるってことが、

わかってきたからでしょうか。

 

自然の理に沿って、なすがままに。

 

これからの人生は、それでいこうと思っています。

 

 
 

情けない自分と向き合う

10-32-19-65_250x250[1]失敗してしまったとき。

疲れ果てたとき。

大泣きに泣いたとき。

 

それでも自分は自分。

自分をつき放してはいけないのです。

 

そのまんま受け止めて。

しばらく倒れて。

 

あの人もあの時、こんな気持ちだったのか。

やっとわかった。

 

そんなこともある。

いいこともある。

いや、むしろ それでよかった。

 

また明日から再出発。

 

 

 
 

最近突き刺さった言葉

11-46-01-504_250x250[1]「小さなことをおろそかにする人は

大きいことも成せない」

 

ああ、その通り…。

 

「きれいに形をととのえようとするよりも、

そこに至る過程をたのしみ、いかに情熱をそそぐか。

その方が大事」

 

ごもっとも。

 

「今来た電車に乗れ。特急や新幹線でなくてもいいじゃないか。

たとえ各駅停車でも、ホームで待ってるよりずっといい」

 

これぞ真髄だなぁ。

 

本やテレビや新聞や…

いろんなところの、いろんな言葉に励まされてます。(^-^;

 

 

 

ページ上部へ