ステージ
チック・コリア&小曽根真②
さて、その二人のデュエット風景です。
これぞまさしく<音楽で対話>ってことですよね。
こんなにリラックスして、延々とおしゃべりできるなんて。
本人たちは「楽しくてたまらん!」って感じです。
もちろん、見ている私たちもどんどん引き込まれて
とっても幸せな気分に…。
どこまでも自由で天国的なチック&マコトなのでした。
チック・コリア&小曽根真①
5月に、この二人のデュオ・コンサートの全国ツアーがありました。
関西の公演には行きたかったのですが、発表会のための
合同練習を休むわけにいかず、やむなく断念!
ですが、のちにテレビやネットでライヴ番組や
インタビューなどを見ることができるのは、本当にありがたい時代です。
チック75歳。
対する小曽根真は55歳。
年齢は離れていますが、「ソウルメイト」と言うくらいの仲よしみたい。
ステージでの息のピッタリさかげんは、このへんのところに秘密があるよう。
クラシックしか弾かない。ジャズしかやらない・・・
などという、ジャンルにしばられていない。(コレ、すごく難しいんですけどね)
誰が作った曲かなんて、こだわらない。(オリジナルでもカバーでも何でもござれ)
二人が放つメッセージは、自由そのもの。
音楽的にこんな風になれたら、ほんとうに素敵です!(^^♪
久保田利伸ライヴ
来年で、デビュー30周年。
53歳になるそうです。
ソウル・ミュージックやブラック・コンテンポラリーは、
黒人ミュージシャンが演奏して歌うのがいいのであって、
日本人がやってどれだけの味が出せるん?
ずっと長いこと、そう思われ続けてきました。
生まれついてのリズム感の違い。
これはどうすることもできない、大きな壁であることは確か。
今でこそ、AIや福原美穂、Nao Yoshiokaなど、日本人離れした
センスを持つ若手ミュージシャンが続々と登場してきていますが、
かつて道は閉ざされていました。
が、ソウルミュージックが大好きで、ひたすらにそれを
自分のものにしようと、30年間歩み続けてきた久保田利伸。
右の手のひらを上げて会場全体がいっせいにヒラヒラする、
あのポーズには思わず引いてしまいそうになったけど、(^^;)
大阪城ホールを、普通のおじさんおばさんで二夜連続いっぱいに
している彼の努力と力量に、拍手を送りたくなった夜でした。
若い時より、いい感じに肩の力が抜けたかな?(^^♪
宝塚歌劇に行きました!
久しぶりに宝塚歌劇を
見に行ってきました。
今回は、ヅカファンのいとこが
チケットを取ってくれた
月組の『PUCK(パック)』でした。
現実にはありえないファンタジーが魅力です。
それは、ディズニー・アニメでもオペラでもほかのミュージカルでも
じゅうぶん味わえるはずなのですが、宝塚は決定的に何かが違う。
なんでやろう?と、舞台を見ながら一生懸命考えましたが…
やっぱり理由はコレしかありません。
役者がすべて<女性>だということ。
目の前の素敵な男性は、すべて<女性>。
みんなそれを重々わかりながら、男性を演じてる彼女らに恋をする。
いや、彼女らに恋してるわけじゃない。
彼女らの肉体を借りて出現した、この世にはありえない
架空のひとに恋をする。
現実にはありえないからこそ、夢中になる。
閉ざされた劇場のなかで、息をひそめて<彼>だけをみつめる…。
(ちなみに私は20年来の歌舞伎ファンですが、男性だけの演劇では
ここまでロマンチックにはなりません。(^^;) )
タカラヅカという特殊性は、際立っています。
100周年を迎えてなお、人気は衰えることを知りません。
さらに盛大に、ますます興隆していくばかり。
これからもときどきステージを見に行って、
ロマンチック・オーラを浴びたいなと思いました。(^^♪
歌舞伎のお囃子、最高
書いている私ですが、実は何を隠そう
日本の伝統音楽ファンなのでございます。(^^)
特に、20年ほど前に歌舞伎に出会ってからは、
舞台にはつきものの、「お囃子(おはやし)」に
すっかり魅了されてしまいました。
三味線や笛太鼓、長唄など聴いていると、思わず
膝がガクガクし出し、踊りだしたくなるような
衝動にかられます。
「血沸き肉躍る」とは、まさしくこのことか。
日本人のDNAがしっかりと根づいてるってワケです。
東京・銀座の歌舞伎座がリニューアルし、海老蔵や
愛之助、獅童、松也など、若手の役者たちが話題を
ふりまく中、歌舞伎ブームがまた到来しているように感じます。
が、皆さまは 生の舞台まではご覧になる機会も少ないかと
思いまして、ここで歌舞伎音楽のおもしろさ、たのしさを
徐々に紹介していきたいと思っております。(^^♪
まずは、幕が開く直前の、このお囃子から。
これからはじまる芝居への期待がつのる、
ドキドキ感いっぱいのBGMをどうぞ!(^O^)/
年末は忠臣蔵!
国立劇場の12月歌舞伎公演に
行ってきました。
今回は、<知られざる忠臣蔵>と銘打って、
ふだんの歌舞伎の舞台では あまり上演される
ことのない、珍しい忠臣蔵の作品を集めて
ありました。
正午から午後五時前まで、堂々3本仕立ての長丁場…!
開演時間に遅れたので、あわててコンビニおにぎりと
おやつを調達し、客席にすべり込みました。
どれもこれも初めて見る演目でしたが、中でも印象的だったのは、
ラストの河竹黙阿弥の作品。
『仮名手本忠臣蔵』のストーリーを舞踊仕立てにアレンジし、
パロディーらしく面白おかしく、しかも味わい深く演出してありました。
二役の早替わりや、人形浄瑠璃の動きをまねた振り付けなど、見どころたっぷり。
もとの芝居を知っているファンには、実に楽しめる内容だったのではないでしょうか。
今年は、河竹黙阿弥の没後120年記念。
江戸時代の作家とは思えないほどの、現代感覚に溢れた戯曲に毎回驚かされます。
というか、笑いどころであれ、泣きどころであれ、
江戸も現代もそんなに変わっていないのかもしれないな。
そんな風に思いました。(^^)
ポール、ほんまにオオキニ!
ポール・マッカートニーの大阪公演に行ってきました。
チケット売り出しの際、見に行こうかどうしようか
少し迷いました。
ポールも、もう71歳。
ステージを見ながら、「ああ、年取ったなあ…」って
思うのが、ちょっとこわかったんです。
でも、やっぱり逢いたい。今回見ておかなかったら、後悔する日がきっと来る。
そういう思いの方が勝り、ドキドキして京セラドームに向かいました。
割れるような歓声の中、ポール登場。
オペラグラスを通して見た、はるか彼方の小さいポール。
会場のスクリーンいっぱいに映った、巨大なポール。
シワはふえたけど、ポールはポール。全然変わりませんでした。
次から次へと演奏される曲は、どれもこれもポールの歴史そのものです。
ビートルズ時代の名曲はもちろん、ソロアルバムや、Wings全盛期の頃の
ヒット曲の数々。こう並べられると、本当に圧巻のひとことです。
でも、ポールは過去だけに生きていません。
新しい曲もたくさん歌ってくれました。アルバムタイトルは、ずばり「NEW」!
なんてカッコイイ。(:_;)
苦しいことも、悲しいことも、全部音楽にしてきたポール。
その音楽を聴いて、慰められ勇気づけられ、明日への活力を得る人が
世界中いたるところに満ちている。素敵な人生…。
<Yesterday>は素晴らしかった。
でも、<Tomorrow>だってこれからも続く。
(今は新しい夫人もいるし、言うことないね。(^_-)-☆)
マイド!オオキニ!を さかんに連発してたけど、
こちらこそ おおきにやで、ポール。(≧▽≦)
また絶対に来てや!!
ROLLYの「お話の森」
あのロックミュージシャンのROLLYが
絵本の読み聞かせをするというイベントに
行ってきましたよ!(^o^)
今回彼が読んだ絵本は、合計7冊。
どれもこれもユニークでおもしろくてインパクト大な
お話ばかりでしたが、中でも印象に残ったのは、
「べんとうべんたろう」。(文=中川ひろたか 絵=酒井絹恵 偕成社)
ダダダダーン!の「運命」が急に流れ・・・
バックのスクリーンには、絵本の中の登場人物が大きく映し出されます。
それはまぎれもない、あのベートーヴェンじゃないか!
彼が、べんとうべんたろうというワケか。
(この続きは・・・ぜひ本屋さんか図書館でご覧ください。(^^;))
ROLLYは、絵本の読み聞かせの間に、たくさんギターと歌を
聴かせてくれました。
音楽と朗読と漫談がいっしょくたになっていて、なんとも不思議な世界です。
だけど、終わった後は ほのぼのあったかい気持ちになれました。
会場の高槻現代劇場では、今後もユニークな企画がいっぱいなようです。
ちょっと遠いけど、また行ってみようかな・・(^^♪
親子の連獅子!
今回は、中村又五郎&歌昇 親子の襲名披露公演。
親子二人揃っての「連獅子」です。
おとっつぁんの又五郎は、歌舞伎以外にも
時代劇の「鬼平犯科帳」に 盗賊改めの同心として
出演していておなじみですが、息子の歌昇の
舞台を見るのは今回が初めて。
それが・・・。
この息子がよかった !!!(^^)
親獅子は、子供の獅子の成長を願って 崖からわざと突き落としたりします。
しかし それを物ともせず、試練に果敢に立ち向かう子獅子。
真っ赤な頭を振って振って振りまくります。(毛振りといいます)
この振り方が、勇ましい。エネルギッシュ。そこまでやるか、というくらいに振った。
見得の切り方も半端ない。お父さんを完全に食ってました。(^^;)
でも 体当たりの若手を見て、なんとも明るい、いい気持ちになれました。
円熟した芸もいいけど、はじける若さも元気出てええもんです!!(*’▽’)