想い出のジャズ&ソウル
マーヴィン・ゲイ
<しっかりと>聴いたのは、80年代。
彼がグラミー賞を受賞したときでした。
離婚、麻薬中毒、破産…。
とにかくいろいろと トラブルが重なって
大変な人生だということは、耳に入っていました。
しかし、その噂とはうらはらな、彼の 軽やかな歌声とチャーミングな笑顔!
「そら人気出るわなぁ…」と、納得したのを覚えています。
マーヴィンは、カリスマ牧師と言われた厳格なお父さんに厳しく育てられました。
なので、 どこかいつも不安定で自分に自信が持てずにいたといいます。
グラミー賞をもらい、さあこれから再スタート、という時に
その父親と自宅で口論になり、精神的に錯乱した父親に撃たれて亡くなります。
なんという悲劇…。
たくさんのヒット曲がありますが、
どれか1曲といったら この曲しかないでしょう。
当時、ベトナム戦争や貧困問題に心を痛めた彼が作った曲。
今も、 たくさんのアーチストにカヴァーされ続けている名曲です。
追悼・ジョー・サンプル
ジョー・サンプルが、今月15日に亡くなりました。
ミュージシャンの訃報を耳にするたびに、
今度はあの人か…と、寂しい思いにかられる
今日このごろです。
ジョー・サンプルの思い出といえば…
昔、あるバンドに所属していたころのこと。
仲間だったピアノ担当のEちゃんが
彼の曲を何曲か、カバーしたことがありました。
ジョーが演奏している映像を何度も何度も研究していたEちゃん。
ある日ぽつんと、
「ワタシ、こういう人と結婚したい…」と、つぶやきました。
Eちゃんは、ちょっととんがった アーティストタイプの男性が好きだったのです。
真摯に芸術に向かい、光を放ちつづける孤高の人 ジョー・サンプルは、
彼女の理想にピッタリの人だったみたい。
その後、何年の歳月が経ったことでしょう。
Eちゃんは、今はある男性のお嫁さんになって幸せに暮らしています。
え?ジョー・サンプルみたいな人かって?
それがね。(^^)
親しみやすくて、誰とでもすぐに仲良くなるオジサンって
感じの、家庭をとても大切にする人。
<孤高の人>とは、ほど遠いなぁ…。
思い出して、ひとりウフフ…と笑ってしまいました。
Earth,Wind&Fire
フュージョン、ジャズ、そしてソウル、
ブラック・コンテンポラリー・ミュージック
へと、興味が移っていった時期がありました。
そのころに一番聴きこんでいたのが、この
アース、ウィンド&ファイアーです。
ライヴが始まる直前にメンバー全員が円陣を作って肩を組み、
「One,one,one,one!(一つになろう、一つになろう)」と
大声で唱和しているらしい。
そういう噂に、「なるほど」と妙に納得したのを思い出します。
ステージはとっても楽しくて、自然に笑顔がこぼれてくる。
音楽っていいなぁ。仲間っていいなぁ。
人種差別なんてぶっ飛ばせ!
これこそ、ロックができなかったラブ&ピースの世界や。
そんなふうに感動して、当時かなりハマりました。
今聴いても、アースの世界には惹きつけられるものがあります。
魂が純粋って、やっぱり大事。
こればっかりは理屈ではありません。(^_-)-☆
ピーボ・ブライソン
17、8歳のころだったと思います。
それまではRock一辺倒だったのですが、
周りの影響で、JazzやFusionを聴き始めたわけです。
いろいろ聴いていくうちに、お気に入りの歌手が
たくさんできました。
ピーボ・ブライソンは、その中のひとり。(^^♪
BLUE NOTE の彼のライヴに、女友達と行ったことがありました。
ノリノリの16ビートナンバーの合間に、ロマンティックなバラードが
演奏され、私たちはウットリ…。
すると、間奏のところで ピーボが私たちのテーブルに
まっしぐらに近づいてきたではありませんか!
「な、なに?!」と思った瞬間、彼は、(私ではなく)女友達の手をとり、
その場で静かに二人のダンスが始まってしまい…。( ̄▽ ̄)
毎回サービス精神にあふれたピーボのステージ。
いい思い出になったね!と、彼女と笑い合ったのを
昨日のことのように思い出します。
いつ聴いてもFantastic!
ピーボの素敵な歌声をどうぞご堪能ください。(^_-)-☆
マイケル・ジャクソン
ミュージカル映画「The Wiz」を見たとき
だったと思います。
若き日のマイケルをはじめ、ダイアナ・ロス、
クインシー・ジョーンズ、レナ・ホーン・・etc.
黒人アーティストばかりが出演するこのミュージカルは、
「オズの魔法使い」のブラックバージョンでした。
その時の彼のソロと、兄弟一緒のジャクソン5のステージです。
彼は、やっぱり小さい時からすごかったんだ・・(-_-;)
あらためて感じます。
晩年のマイコーはすっかりおなじみだけど、昔の晴れ姿もぜひ!(^_-)-☆
ホイットニー・ヒューストン
(もとモデルだから当然か)
お母さんと伯母さんが有名歌手。(血筋がすでに違う)
そして、何といっても 本人自身の歌唱力のすごさ。(-_-;)
夫はイケメン。やはり人気ミュージシャン。
黄金カップルそのものでした。当時。
しかし、しかし。
彼女はその後、転落の一途を辿るのです。
夫のDV。酒と薬。彼女は精神的にも肉体的にも壊れていきました。
<どんなに才能に恵まれても、どんなに美貌が与えられても、
どんなに大金持ちになって、どんなに素敵なセレブ婚しても、
人は幸せになれないこともある>
それを目の当たりに見せつけられた、まるで
TVドラマか小説のような人生でした。
でもね、私は彼女の歌い方、とても好きでした。
いつも天に向かって命を震わせているような。
自分のすべてを、ありのままに ぶつけていくような、あの歌い方が。
きっと彼女は、とても正直で素直でピュアな人だったのでしょう。
若く初々しい、この頃の彼女の歌いっぷりを ぜひ聴いてください。
87年のライヴステージです。
JACO
けれど、ぜひ聴いてほしい音楽、そして
紹介したいミュージシャンがたくさんいます。
過去の遺産にしておくのはあまりにも
もったいないんですよ。(:_;)
というわけで、今日からミュージシャン紹介ブログスタートします!
(もうすでにROCKではZEPやりましたが・・・(^^;))
まずは・・
ジャコ・パストリアスいってみます!
ベーシストとして彼が在籍していた伝説のスーパーバンド、
WEATHER REPORTの演奏をお聴きくださいね。(^_-)-☆
(感想をどしどしお寄せください♪)