月別アーカイブ: 9月 2014
写譜にチャレンジ!
今年の発表会では、「ナイトオブナイツ」を
ピアノソロに選びました。
ノリにノッたUちゃん、本番ではなんと
エンディングで即興まで入れて、
お客さん方から拍手喝采を浴びたのです。
「アドリブ、かっこよかったやん!」と言うと、
「ワタシ、自分勝手に弾くほうが好きなんで…」と、
恥ずかしそうにしながらも満面の笑顔。
来年の発表会では、ある曲の弾き語りバージョンに
挑戦したいと言い出しました。
へえ、どんな曲?ときくと、
さらさら~っとその場で伴奏をつけて、なんと最後まで歌ってしまいました。
Uちゃんは、耳で音楽を聴きとって そのままピアノで弾くのが得意なのです。
すごくいいね!
だけど、メロディーラインは右手で弾かないで歌だけにしたほうが本格的だよ。
伴奏も同じパターンだけでなく、少し変化を加えたほうがいいかも。
考えた末、youtubeにアップされている譜面を参考にすることにしました。
でも、それは楽譜ソフトを動画で流しているものなので、そのままでは
楽譜としてコピーできないし、使えません。
いい勉強になるから、この動画を写譜してみるっていうのはどう?
と提案したら、
「ワタシ、楽譜が苦手だから挑戦してみます!」とUちゃん。
「楽譜を読むのが得意になったら将来的に作曲にも役立ちますよね?」
モッチロン!
かくてその後のレッスンでは、Uちゃんは iPadを使って写譜に奮闘中です。
ミミコピが得意で、さらに読譜も得意になったら鬼に金棒じゃない!
Uちゃんファイト!(^_-)-☆
追悼・ジョー・サンプル
ジョー・サンプルが、今月15日に亡くなりました。
ミュージシャンの訃報を耳にするたびに、
今度はあの人か…と、寂しい思いにかられる
今日このごろです。
ジョー・サンプルの思い出といえば…
昔、あるバンドに所属していたころのこと。
仲間だったピアノ担当のEちゃんが
彼の曲を何曲か、カバーしたことがありました。
ジョーが演奏している映像を何度も何度も研究していたEちゃん。
ある日ぽつんと、
「ワタシ、こういう人と結婚したい…」と、つぶやきました。
Eちゃんは、ちょっととんがった アーティストタイプの男性が好きだったのです。
真摯に芸術に向かい、光を放ちつづける孤高の人 ジョー・サンプルは、
彼女の理想にピッタリの人だったみたい。
その後、何年の歳月が経ったことでしょう。
Eちゃんは、今はある男性のお嫁さんになって幸せに暮らしています。
え?ジョー・サンプルみたいな人かって?
それがね。(^^)
親しみやすくて、誰とでもすぐに仲良くなるオジサンって
感じの、家庭をとても大切にする人。
<孤高の人>とは、ほど遠いなぁ…。
思い出して、ひとりウフフ…と笑ってしまいました。
ガーシュイン
9月26日にニューヨークで生まれました。
ガーシュインといえば 何といっても有名なのは
『ラプソディー・イン・ブルー』ですね。
この曲には、とても面白いエピソードがあります。
ある日、<新しい音楽の試み>と題したコンサートで
演奏される新曲の発注をガーシュインが請け負った、
との記事が新聞に掲載されました。
が、当のガーシュイン本人はまったく身に覚えがなく、
怒って抗議の電話をしたそうです。
すると、その相手は「もう記事になったから、仕方ないので
これから曲を作ってください」と開き直ったとか。
なんというか、いかにもアメリカ映画にでも出てきそうな話ですが、
これを機にあの名曲が生まれたのだから、運命ってわからないものですよね。
ちなみに、できた当初はタイトルが『アメリカン・ラプソディー』だったそうな。
でも、後日 作詞家であるお兄さんの発案で
『ラプソディー・イン・ブルー』に変わったとのこと。
う~ん、やっぱりこっちの方が なんとなく深みがあっていいなぁ。(^^♪
今日は、鬼才ファジル・サイのピアノで!
軽音OB会、無事終了!
同窓会ライヴをしています。
去年も この場で報告したのですが、
つい先日、今年のOB会を
終了することができました。
それぞれ なにかと忙しい毎日、
まとまった練習時間はいつも満足にとれません。
が、とにかく参加することに意義がある!という
モットーひとつで黙々と続けている感じです。
演奏するジャンルは、バッラバラ。(^^;)
ジャズあり、ユーミンあり、ハードロックあり、拓郎あり、
ブルーグラスあり、歌謡曲あり、フュージョンあり。何でもあり!
みんな思い思いに好きな音楽をじゃんじゃん鳴らして
勝手に喜んでる、と言えなくもありませんが。( ̄▽ ̄)
ビールやチューハイを飲みながら、しゃべるわ、しゃべるわ。
でも、仕事の話なんかしません。
子どもの話もあんまりしません。
するのは学生時代の思い出話。そして、音楽談義。
けっこうアツイです。(≧▽≦)
別れ際はいつも、
「来年もとにかく生きてここで会おう!」
くっつきすぎず、離れもせず、絶妙な距離感でつながっている仲間たち。
これも、音楽という媒体のおかげかな?
「ハ~イ、これからもずっとずっと音楽 続けますよ~!」(^O^)/
ホルスト
イギリスに生まれました。
女学校の音楽の先生をしながら作曲活動をし、
あの 『惑星』が誕生したのです。
『惑星』は、火星・金星・水星・木星・土星・天王星・
海王星の七つの曲から構成されていますが、一番知られているのは
何といっても木星(ジュピター)。
平原綾香さんが日本語の歌詞をつけて歌ったことで、一気に人気が出ましたね。
個人的には こんな思い出が。
あれは たしか、小学生のころ。
金曜ロードショーだか、日曜洋画劇場だか忘れてしまいましたが、
テレビの映画番組のエンディングテーマで流れていたのをおぼえています。
子ども心に、なんていい曲だろうとウットリ…。
洋画の中身と同じくらい、この曲を最後に聴くのが楽しみでした。(≧▽≦)
今日は、大植英次&大フィルの名コンビの演奏でどうぞ!\(^o^)/
同じでなくていい
「え?」
Kちゃんと雑談していたときのことです。
彼女は突然そんなことを言い始めました。
「だって狭いんですもん。考え方が。
みんなおんなじでなきゃいけない国って、ほんま窮屈。
ちょっと人と違うことが好きだと、変人扱いされるんですよ」
確かに、日本人にはそういう面があるかもしれない。
みんなおんなじであることに安心感をおぼえる。
同じ服を着て、同じ音楽を聴いて、同じゲームをして、
同じ化粧をして、同じテレビ番組を見て、同じ物を買って。
Kちゃんは続けます。
「ワタシ、将来アメリカに行きます。お母さんと一緒に!」
「へぇ?!」
そっかぁ。アメリカかぁ。
それもいいよね。
若いときは、どんどんチャレンジしなさい。どんどんやりたいことやりなさい。
若くなくても、いや、若くなくなったらなおさらのこと、
みんなとおんなじで満足してないで、もっと素敵なことはないか。
もっとわくわくすることはないかって、探していかなくちゃね。
ちょっと刺激を受けた、ある日の午後でした。
たまごからどんぐりへ
しっかりとまげて、まるい形に
するのが基本です。
ところがこれ、初心者にとっては
意外に難しい。
特に小さい子の場合、まだ指がしっかりしていないので、
まあるくして弾くのは至難の技なんです。
以前は、たまごの形をしたオモチャを使ってレッスンしていましたが、
現在は、どんぐり型のシェイカーを使っています。
(これなら、黄身を取り出して遊ぶこともありませんし、
とっても助かっています。(^^;) )
レッスンの始めには、必ずこれをにぎらせて指の形の確認!
今では私が言う前に、「あ、どんぐり。これをわすれちゃいけないいけない」
などと独り言を言って、みずから手に取ってくれる子がほとんど。
たまご効果に続き、どんぐり効果もバツグンに出てます!\(^o^)/
小さいお子さんの場合は、ご家庭でもぜひこういった小道具を
取り入れてみてくださいね!(^_-)-☆
クララ・シューマン
クララ・シューマンの生まれた日です。
クララについて語るとき、彼女に執着した
3人の男性の存在を抜きにすることはできません。
ひとりはクララのお父さん、ヴィーク。
彼女の才能を見出し、9歳からコンサートツアーに
連れ出します。ほかの子どもたちの教育には無関心、クララに人生を賭けます。
つぎに、夫ロベルト・シューマン。
生涯の伴侶としてはもちろん、自分の作品の弾き手としても、
彼女はなくてはならない存在。
精神病に倒れたのちも、クララに頼りっぱなしでした。
そして、最後にヨハネス・ブラームス。
ロベルトの弟子でありながら、その妻クララに惹かれ、
苦しみながらも熱烈に彼女を愛し続けます。
彼女にあてたラブレターがたくさん残っています。
さて、当のクララ自身は…?
女性の立場から彼女を見ると、まずそのたくましさに驚かされます。
8人も子どもを次々に生みながら、ヨーロッパ中を回り演奏会を
行っているんです。その実力たるや、あのリストも絶賛するくらいの腕前!
写真では やさしそうで物静かな美人さんですが、
なんのなんの、とても力強いイメージ!
どんな男性も彼女の周りでクルクル回ってたに過ぎないのでは?
と思ってしまうほど。(^^;)
ピアニストでありながら、優れた作曲家でもあったクララ・シューマン。
しかも、8人もの子どものお母さん。
まさにスーパー・ウーマンといった感じがします。
ドヴォルザーク
まっ先に思い浮かぶのは、やはり『家路』です。
心は、小学5年生のときの林間学校に飛んでいきます。
夜、大きな大きなキャンプファイヤーを
みんなで車座になって囲んだのです。
めらめらと燃えさかる炎をみつめながら
全員で合唱した『遠き山に日は落ちて』。
このメロディーがドヴォルザーク作曲の『家路』だと
いうことは、担任の先生から事前に教わっていました。
~遠き山に日は落ちて 星は空をちりばめる
きょうのわざをなし終えて 心かろく安らえば
風はすずし この夕べ
いざや 楽しき まどいせん まどいせん~
歌いながら、この光景は一生忘れられないだろうな、と
こども心に感じたことをはっきりとおぼえています。
アメリカに渡ったドヴォルザークが、その『新世界』の地から
遠い故郷・チェコを想ってきっと作ったのでしょうね。
胸をしめつける、どこまでも甘くなつかしいメロディーです。
1841年9月8日。
今日はドヴォルザークの生まれた日。
写真見てね!
今年4月に行なった発表会の
写真&レポートをやっとやっと
掲載いたしました。(^^;)
https://matsumoto-music.com/concert.html
レッスン案内のページにも、
教室の雰囲気を味わってもらうために
新しく小さな写真を何枚か載せてみました。
https://matsumoto-music.com/lesson.html
ご協力いただいた生徒さん方、本当にありがとうございました!(^O^)/
なお、これまで要望の多かった<バンド・キーボードレッスン>を
このたび いよいよスタートすることにいたしました。
レッスン案内のページの最後のところに載せています。
https://matsumoto-music.com/lesson.html
軽音などの部活でバンドを始めたい方、自主的にバンドを組んで
これからバリバリ活動していきたい方…
ご質問なんでも受けつけております!
体験レッスンも随時行なっています。お気軽にどうぞ。(^_-)-☆