月別アーカイブ: 1月 2014
シューベルト
シューベルトは オーストリアのウィーンで生まれました。
シューベルトのお父さんは学校の校長先生。
息子にあとを継がせ、安泰な生活をさせたいと願った。
ところが、息子は音楽で生きて行きたい。
好きでもない仕事をして 一生を過ごすなんて、
若いシューベルトには耐えられないことだった。
何度も二人で話し合ったけど、お互いに自分の主張は譲れない。
とうとう、シューベルトは家を飛び出す。
彼はホームレスになった。
生活に何の保証もない。
ところが、運のいいことに、彼には友だちがたくさんいた。
次から次へと 友だちの家を泊まり歩いては、食事や五線紙を
提供してもらって作曲活動を続けた。
一千曲の作品中、三分の二が<歌曲>というシューベルト。
『魔王』が最も有名ですが、今日は『冬の旅』。
長調と短調の移り変わりや巧みな和音を用いて、
社会から疎外されていく若者の、孤独や絶望を浮き彫りにしています。
決して幸せなことばかりを歌うわけじゃない、
現代のロックの精神と似かよっているところがすごくあり、
面白いなぁと あらためて思った次第です。(^^♪
今年の発表会は…
4月27日(日)に、教室の発表会
「ウキウキコンサート」を開きます。
今年は、ソロ演奏とファミリー合奏を 第一部に。
そして、第二部の演目は…
音楽物語「サウンド・オブ・ミュージック」に決定!(^O^)/
今日は、半日かけて 合奏の曲目とキャスティングを考えました。
使用楽器は、まずはピアノにエレクトーンにキーボード。
そのほか、てっきん、もっきん、リコーダー、ミュージックベル、
鍵盤ハーモニカ、トライアングルやタンバリン、すずなどの打楽器 etc.
歌はもちろん、ダンスもあります。
音楽物語なので、ちょっとセリフも言ってもらうことに!(≧▽≦)
一人一人の出番は、ソロ、アンサンブル2回、全員でのフィナーレで、計4回ずつ。
でも、こまかい演出は、まだまだこれからです。
今年も とびきり楽しいコンサートめざして、いざ始動!\(^o^)/
最近突き刺さった言葉
大きいことも成せない」
ああ、その通り…。
「きれいに形をととのえようとするよりも、
そこに至る過程をたのしみ、いかに情熱をそそぐか。
その方が大事」
ごもっとも。
「今来た電車に乗れ。特急や新幹線でなくてもいいじゃないか。
たとえ各駅停車でも、ホームで待ってるよりずっといい」
これぞ真髄だなぁ。
本やテレビや新聞や…
いろんなところの、いろんな言葉に励まされてます。(^-^;
モーツァルト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、
1756年の今日、1月27日にオーストリアのザルツブルクで
生まれました・・・。
と、できるだけ冷静に、ふだん通りに書こうと
したのですが、今日はなかなかそうはいかないんです。
(なぜって、彼が好き過ぎて。(:_;))
いえいえ、世の中、上には上ってものがありまして、
相当クレイジーな人たちがいるんですよね。
ある音楽雑誌のモーツァルト特集に載っていた逸話を紹介すると…
ある人は、「町を歩いていても、カタカナの「モ」があると
身体がそっちに動いていく」と言う。
喫茶店の看板に「モーツァルト・サービス」って
書いてるから、なんだこれは?と思い、中に入ってみると
モーニング・サービスだったとか。
車のナンバープレートに<1756>(モーツァルトの生年)を
探し出して、喜々としている人がいたり、
娘さんの誕生日が5月25日だったから、
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(K.525)にちなんで
「小夜子」と名づけたり。
相当なもんですね。(^^;)
そこまでさせてしまう、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトって。
ある熱烈なモーツァルティアン曰く、
「モーツァルトに召される人は、選ばれた者」なんだそうです。
「ロバの耳には決してわからない」んだそうです。
(私が言ったのではありません。その人が言ったのです。念のため)
何か一曲を、と思ったのですが。
とうとう決められませんでした。
晩酌で「誕生日おめでとう!!!」と、乾杯した私って。
やっぱり、変な人たちの堂々たる仲間かも。(^▽^;)
絶対音感について⑩
「絶対音感」と「相対音感」の関係については、
すでにこのシリーズでお話しました。
この二つはペアで考えられるべきなのです。
当然のことながら、絶対音感さえあれば
それで万事よしというのではありません。
絶対音感がついて、一音一音が何の音かが
わかったとしても、それだけでは「音楽耳」には
ならないからです。
音と音のあいだの距離やその関係性。
調性の中での和音の機能と役割。
それらを感じ取れるようにならないと、転調の面白さもわかりません。
極端な言い方をすると、すべてが ただの音の羅列にしか聞こえないのです。
相対音感を育てるということは、音楽的なセンスを磨くことであり、
音楽を音楽として、より深く享受できるようにすることなのです。(^O^)
フルトヴェングラー
1886年1月25日、指揮者フルトヴェングラーは、
ドイツのベルリンで生まれました。
フルトヴェングラーと言えば、真っ先に思い出すのは…。
昔々、まだ小学生だった頃、
日曜日の朝になると、父はよくクラシックのレコードをかけていたんです。
ーこれはな、フルトヴェングラーて言うねんで。
ーフルトヴェングラー??
ーそや。「振ると面食らう」や。
ー…。
冗談好きな父のダジャレだろうと思っていたのが、
なんとWikipediaにありました。(^^)
<音が出る前から指揮棒の先が細かく震え始め、アインザッツが非常にわかりにくい
その独特の指揮法から、日本ではフルトヴェングラーをもじって「振ると面食らう」
などと評され、「フルヴェン」の愛称で親しまれている>
そういうことだったのか。(^^;)
フルトヴェングラーのファンは、とても根強いです。
没後60年の今も、その人気は衰えていないとのこと。
「音楽はパッション」!
きっと、そのことを教えてくれたからでしょうね。
1942年の貴重な映像をどうぞ。(^^♪
しょうこ先生のセミナー
埼玉県草加市で ピアノ教室をしておられる
ますこしょうこ先生が、セミナーのために
大阪に来てくださいました。
しょうこ先生のセミナーに参加したのは、
昨年に続き二度目。(先回の様子はこちらでどうぞ!)
さて、今年のセミナーのタイトルは、
「さぁ!ピアノ教室を始めよう!」というものでした。
新しく教室を開設する先生のための講義であり、同時に
長年教室をやっている身にとっても 、「原点に帰ろう!」と
思えるような、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。
中でも一番心に残ったのは、ある大学生の生徒さんのお話。
彼は、子どもの頃から 十年以上も しょうこ先生の教室に
通っていますが、いまだにピアノを持っていないというのです。
教室のレッスンの時間だけで 少しずつ弾けるようになり、
今では合唱の伴奏ができるまでになったそう。
ピアノを持てなくても、決して無理に薦めようとはせず、
生徒の事情に寄り添い、サポートし続けたしょうこ先生の
教師としての信念に感服しました。m(__)m
セミナーの最後に 抽選会があったのですが、これがなんと大当たり!(≧▽≦)
先生の、85歳になられるお母様の手作りのお人形をいただきました。(;_:)
以来、「えだまめちゃん」と名づけて、大切にしています。
なんだか、しょうこ先生と目に見えない糸でつながったような気がして、
とっても嬉しかった一日なのでした。(#^^#)
クレメンティ
新しくスタートいたします!\(^o^)/
第一回めは、本日1月23日 クレメンティ。
イタリア・ローマ生まれで、モーツァルトより
4つ年上の人。
同じ時代の人だけあり、モーツァルトと同じく
マリー・アントワネットの前で、<御前演奏>しています。
その翌年のクリスマス・イヴには、皇帝のイベントでピアノの競演!
なんと、その対決相手がモーツァルトだった。( ;∀;)
「クレメンティは右手の指運びに関する限り見事に演奏します。
彼の強みは3度のパッセージで、それ以外はいささかの感情も趣味も
持ち合わせていません。要するに機械的に弾くだけです」と、
のちに酷評しているモーツァルトさん。(そうとう手厳しい)
作曲家クレメンティは、現代ではソナチネで有名。
私も、小さい頃に 動かない指を一生懸命動かして練習したのを、
今もありありと覚えています。
指のトレーニングの曲だけど、弾いていて楽しくなるし
親しみやすいメロディなので、みんなに人気があるんですよ!
(モーツァルトと比較するつもりは全くなかったんだけど、話の流れで
そんなふうになっちゃったので、肩をもちます。(^▽^;))
ある中学男子のレッスンメニュー
勉強はトップクラス、クラブ活動の卓球にも
まっしぐらの、なんとも頼もしい男子中学生。
(茶目っ気やユーモアのあるところがいいな!)
今日、彼がレッスンで したことを公表します!(^_-)-☆
①メロディラインにコードネームだけがついた曲を弾く。
伴奏の形をいろいろなリズムで弾く。
②スケール(音階)のしくみの勉強。
ひとつのスケールは、二つのテトラコード(全音ー全音ー半音)の
組み合わせで成り立っていること。
③「ハノン」と「バーナム・ピアノテクニック」の本を使って、指の体操。
④Ⅰ度、Ⅳ度、Ⅴ度、Ⅴ7の和声記号を見て、メロディに伴奏をつける練習。
⑤発表会で弾くと決めた、「ラプソディー・イン・ブルー」について検討。
今までの楽譜は、難し過ぎたり、逆にカンタン過ぎたり、ちょうどいいのが
なかなか見つからなかった。
今日、ネットでもう一つ新しい楽譜を見つけたので、それを購入。
長さも満足したみたい。明日からまたがんばると言う(よかった!)。
本人も言ってたけど、あっという間の40分でした。(^^;)
哀しみのモーツァルト~幻想曲編②~
あとの方は 1785年に作曲されました。
お弟子さんだったトラットナー夫人という人に
献呈されたらしいです。
モーツァルトが弟子のために書いた曲は どれもこれも
レベルが高く、みんな相当の腕前だったよう。
(ちなみにモーツァルトは、下手な弟子はとらないと決めていたらしい。(-_-))
この曲の自筆譜が発見されたのが、なんと1990年!
ロンドンのサザビーズ・オークションで競り落とされた時のお値段は
88万ポンド(約170万ドル)だったとのこと。
(現在の日本円では…1億7510万円くらいですか?(゜o゜))
先回紹介したニ短調幻想曲とともに、中高生の生徒さんにも人気のピアノ曲です。
いわゆる、モーツァルトっぽくないところがいいんですって!
今回は、ピアノフォルテの演奏でどうぞ。(^^♪