月別アーカイブ: 12月 2014
走り出す前に
いやはや、はやかった…
ここのところ、会う人会う人みんな口を
そろえて言ってました。
年末っていう感じがまったくしないと。
なんでなんでしょうねぇ…?
新しいスタートを切って走り出す前に、一年をそっと ふり返りたいです。
カウントダウンもいいけれど、今年は何かに浮かれて
ワイワイと新年を迎える気がしません。
内省のときを持ち、心を深く沈めて、静かに過ごしたい気持ちです。
みなさま、一年間どうもありがとうございました!
来年も、みなさまにとって素晴らしい年となりますように!\(^o^)/
音楽in絵画㉘
ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)
≪ピアノを弾く妻イーダのいる室内≫
国立西洋美術館、上野
(ここは画家の自宅。広く暗い室内はガランとしています。後ろ向きに
ピアノを弾いている姿を見て思い出したのは、フェルメールのこの絵。
構図は確かに似ている。左側に光を感じるところも同じ。だけど 見る
者に与える印象はずいぶんと違います。近寄りがたい雰囲気に満ちて
いるし、強烈な孤独感を感じてしまうのは私だけでしょうか…)
プッチーニ
立て襟のコートに 山高帽、くわえタバコ。
プッチーニさん、
相当の洒落ものだったようで。
プッチーニといえば、 『トスカ』『マノン・レスコー 』
『ラ・ボエーム』 『 トゥーランドット』…
そして『蝶々夫人』。
とりわけ日本人には『蝶々夫人』は なじみ深いもの。
長崎が舞台だし、なんたって日本女性が 主人公なのですから。
小学生くらいのとき、初めてテレビで見ました。
「チョチョサン、チョチョサン…」
外国人歌手の不思議な発音と、一見キモノ風なんだけど、
妙に柄がエスニックでハデな衣装と濃~い化粧。
「これは日本人じゃないよなぁ~」と、子ども心に感じたのを覚えています。
大人になってから あらためて見ると、とても悲しい恋物語でした。
アメリカ海軍士官ピンカートンに捨てられた藩士令嬢・蝶々さん。
悲しみがアリアにのって、ビンビンと伝わってきます。
ピンカートン、 ほんまに許せんヤツや!(`Д´)ノ
ワハハでドドドでズンズズン
発表会に行ってきました!\(^o^)/
主宰の中西先生には、セミナー等で
日ごろからお世話になっています。
いつも陽気で 面倒見のいい先生の
お教室の発表会はどんなふうにしてらっしゃるのだろうと、ずっと関心がありました。
ジャングルに見立てた 木や動物の舞台装置。
<おはなし>風に工夫をこらしたナレーション。
バラエティに富んだ選曲。
どれもこれも新鮮でしたが、イチバン気に入ったのは
「わははdeドドド」という教室のオリジナル・ソング。
写真は、その歌をみんなで歌っているところ。
(ホームページでも聴けます)
ウチの教室でもこんなの 作りたい!!って、強烈に思いました。
(できるかどうかは 別として…(^^;) )
中西先生、 今日はとても楽しかったです。
素敵な発表会をどうもありがとうございました。(^^♪
ベートーヴェン
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは
ドイツのボンに生まれました。
まずはこの写真を見てください。
これは、彼の若かりし日の肖像画です。
しかめ面で、かきむしった後のような髪の、
音楽室のあの顔があまりにも浸透していてかわいそうになって…
それでこの写真に。
彼はたくさん恋をしました。
そして、結局どの恋も実りませんでした。
偉大な音楽家とはいえ、ひとりの人間。
いろいろあります。
(あの有名な<エリーゼ>とのいきさつは、以前に紹介したものが
ありますので、こちらをどうぞ)
悩んだり苦しんだり、紆余曲折あって。そしてあんなにたくさんの名曲が生まれて。
すごく幸せだったら、それもなかったんだろうなぁ。
皮肉なことですが、これも<運命>かもしれません。
楽しかったクリスマス会
内容は昨年のメニューとほぼ同じだったのですが、
今年、とくに印象に残ったところを振り返ると…
年長の子どもたち(小学校高学年から中学生)の
成長ぶりが目立ちました。
ところどころ、サービス精神が出てきたと言いますか。
ひとの演奏にニコニコ耳をかたむける。
なんでも、感じたことを口々に言う。(しかも、その人の気持ちをおもんぱかりながら)
違う学校、違う学年であっても積極的にコミュニケーションをとろうとする。
と並べると、「いかにも大人のホメそうなこと!」って
子どもたちに言われてしまいそうですが。
とにかく、うれしかったのです。
この雰囲気で、来年の発表会も和気あいあいと迎えられますように!(^^♪
クリスマス会のお知らせ♬
時間割は、
①10:30~12:00(4~6歳児)
②13:30~15:00(4歳児&小学低学年生)
③16:00~17:30(小学高学年生&中学生)
プログラムは、
★ミニミニコンサート。
この日のために練習してきた曲をみんなの前で披露します。
ふだんはピアノ中心のレッスンですが、教室イベントの時は特別で、
エレクトーン演奏の希望者も。(^^)
年末に欠かせない『よろこびの歌』。バッハのオルガン曲。そしてアナ雪にボカロ。
今、レッスンは最後の追い込みに入ってます!
★これまた恒例の大ゲーム大会。
昔なつかしいアナログゲームに熱狂です!
ふだんは個人レッスンなので、友達どうしの交流を深める絶好のチャンス。
アンサンブルで息を合わせるためにも、親睦会は欠かせません。
★最後は、お待ちかねプレゼント交換。
みんな、自分がほしいものをプレゼントに選んでしまうみたい。
どれが当たるかは、神のみぞ知る。
さてさて、当日はどんなパーティになりますか。
今からとっても楽しみです。(^^♪
哀しみのモーツァルト~レクイエム~
1791年。
モーツァルトは
歌劇『魔笛』を完成させます。
いつもながら作曲の仕事はたてこみ、
7月に依頼された『レクイエム』も
同時進行で進めている状態でした。
そのころの彼の私生活は…
三男、長女、次女が相ついで生まれるのですが、
いずれもすぐに病気で亡くなっています。
その上、妻のコンスタンツェも重病にかかり、療養に行ってしまいます。
家計は火の車。
働いても働いてもお金はなくなっていく。
相当追い詰められた生活だったようで…
そうこうしているうちに、ついに彼自身も病に倒れてしまうのです。
伝染病だったとか食中毒だったとか、諸説ありますが
心身ともに疲れ果てていたのでしょう。
『レクイエム』は、8曲目<ラクリモーサ~涙の日>の
最初から8小節までが彼の作。
そこで絶筆となっているのです。
you tubeで楽譜付きのものを見つけましたので、
ぜひ、その8小節までを確かめてみてくださいね。
(続きは弟子が補筆完成したと言われています)
12月5日はモーツァルトの亡くなった日。
合掌。(:_;)