レッスン内容について
保育士のためのピアノレッスン④
音楽と向き合うようになるのか。
先回もお話ししましたが、
いろいろなシーンが考えられますね。
その保育所の取りくみの方針によってまちまち
でしょうが、ごく一般的なものについて考えてみます。
まずは、日常こどもたちが歌を練習する際に
鍵盤楽器で伴奏をすること。そして歌そのものの指導をすること。
それともうひとつ、こどもたちに音楽の指導をするシーンは、
「音楽発表会」だと思います。
もっきんやてっきん、タンバリンにカスタネットにミュージックベル。
大太鼓や小太鼓。鍵盤ハーモニカも演奏する機会が多いですね。
場合によっては、キーボードを弾かせることもあるでしょう。
そうなると、たいへん大所帯です。
全体の音のバランスを見なければいけません。
アンサンブルの経験が必要になります。
この続きは、次回のこのシリーズで!!\(^o^)/
大人のピアノレッスン⑥
<カンタービレ>とは、イタリア語で
歌うように…という意味です。
ピアノ曲の楽譜にも、この<カンタービレ>の
指示が書いてあることが よくあります。
これは、「歌うように演奏しなさい」
という意味ですよね。
けれど、「歌うように演奏する」ってどういうこと??
どんなふうに弾いたら、「歌う」感じになるの??
イマイチ漠然としててわかりにくいなぁ。
そんなふうに感じる方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
確かに深くてむずかしい課題です。(^^)
そこで、まずはこうしましょう。
「歌うように弾く」のではなく、本当に「歌いながら弾く」のです。
実際に声を出して歌いながら弾くと、まず息継ぎをするところがわかってきます。
これは、メロディーのまとまりがはっきりした証拠。
小さく細やかに弾く方がよい部分、大きくたっぷりと流れた方がよい部分、
歌うにつれ、どんどん心に響いてきます。
ただの音符の羅列が、だんだん<音楽>になっていくのです。
気がつけば、「わたし、いま歌うように弾いてたよ!」って思えるはず。(^_-)-☆
あせらず、一歩一歩楽しんで、高みを目指していきましょうね。
導入期のピアノレッスン⑧
教室で行なっていることの一つに、
<楽譜の改造>があります。
J・ポップやアニソンなど、アレンジしやすいものは
もちろんですが、クラシックの名曲に関しても
できるだけ演奏しやすく 楽譜を<作り変える>ことを
レッスンでは心がけています。
どこも手直ししなくても、原曲のままで弾ける。
もちろん、それが一番です。
けれど、年齢が小さい場合は特に、指の長さが足りなくて
1オクターブ届かなかったり、和音が4つ以上の音で構成
されていて全部押さえきれなかったりは、よくあること。
せっかく弾きたい曲があるのに、難しすぎて断念しなければ
ならないのはとても悔しいし、残念ですよね。
<今、この時に、その曲にどう向かうか>を最優先し、
たとえ少しばかり簡単アレンジになっても、好きな音楽を
精一杯楽しんでもらう。それを第一に考えています。
いつか、大きくなってピアノもじゅうぶん上達したあかつきには、
ぜひ原曲の素晴らしさを満喫してもらいたいと願いつつ…。(^^♪
絶対音感について⑧
あるように思われます。
大きく分けると、以下のような
まったく正反対の二つの認識です。
ひとつは、絶対音感を過大評価する考え方です。
「絶対音感さえつけば、もう音楽的にはすべて大丈夫」と
するような、いわば<絶対音感信仰>的な考え方。
もうひとつは、
「絶対音感なんて、あるとかえって不便だから必要ない」
という考え方。
なまじ絶対音感なんてあると、いろんな音に対して敏感になり過ぎて、
日常的に不快感がぬぐえないから困る、といったような意見です。
どちらも絶対音感に対する極端なとらえ方で、正しい認識とは言えません。
詳しくは、次回の「絶対音感について」に続きます。(^^♪
保育士のためのピアノレッスン③
一緒に過ごします。
歌ったり、手遊びしたり、リズム体操したり、
ときには音楽発表会もあるでしょう。
小さい手にもっきんをたたかせたり、太鼓を演奏させたり、
鍵盤ハーモニカを弾かせることだってあるかもしれません。
そう考えると、保育士さんの音楽活動は実に多彩で
バリエーションに富んでいますね。
小さな子どもたちに、音楽を楽しくわかりやすく指導することが
要求されるお仕事です。(^^)
そこで、保育士のためのレッスンは、
ピアノが弾けたらそれでOK、というのではなく、
総合的に音楽のしくみ・ルールなどを基礎からしっかりと学び、
<現場ですぐに生かせる音楽の実践力>を目標にしています。(^_-)-☆
大人のピアノレッスン⑤
その人は、ある組合の事務長さん。
仕事から帰って夕食をすませたら、1~2時間 電子ピアノを
弾くのが楽しみだそうです。
15年前から弾き始めて、今ではレパートリーが
50曲以上になったとのこと!
「もともとクラシック音楽が好きで、プロの演奏を聴くうちに、
こんな風に弾けたら…と思ったのがきっかけ。
独学でバイエルから始め、最初は4小節ずつ練習するなどしました」
だそうです。(^^)
「 いつか、高齢者施設などで演奏を楽しんでもらうボランティアを
したいと思っています」…とも。
素晴らしい!
大人のピアノレッスンの、お手本みたいな方です。
とても刺激を受けますね。(^^♪
導入期のピアノレッスン⑦
上達しません。
でも、年齢の小さい子の場合、最初からバリバリ
<練習>できるかといったら、無理がありますね。
子どもたちは、練習しなければならないと思ってするわけではなく、
「楽しいから弾きたい」「面白いから続けたい」だけだからです。
導入期は特に、あるていど時間をかけて見守る気持ちが大切です。
先生も保護者も、自分が願うように 子どもをコントロールして
練習させようとするのではなく、子どものありのままの姿を
受け入れつつ、少しずつ成長していけるように持っていく。
<ゆったりと構え>、<なおかつ焦点を定めて導く>ことが大切ですね。
子どもの数だけ、そのやり方はあると思います。
日々これ精進!! つねに模索を続けています。(^^♪
絶対音感について⑦
音の高さを正確に言い当てることができます。
絶対音感の「絶対」とは、<絶対に良い音感>という
意味ではありません。
「絶対」の反対は、「相対」です。
ですから、絶対音感とは、耳に入ってきた音の高さを、
<ほかの音と比べることなしに>
それ自体として、言い当てられる音感のことを言います。
一般的に言われる「音の高低」ではなく、その音自体の性質
(たとえば、ドはドの音色の性質があるということ)をとらえる
ことができる音感だと考えられています。
保育士のためのピアノレッスン②
目的は、最初からはっきりしています。
とにかく試験に合格するために。
あるいは、大学や短大での音楽授業に
ついていくために。
学内の実技テスト対策のために…etc.
他の教科の勉強もあるし、さぞかし毎日忙しいことでしょう。
けれど、あえて一個人として弾いてみたい曲の練習も
入れてみることをオススメします。(^^)
音楽はたしかに勉強なんですが、そればかりだと
義務的になり、しんどくなってしまいます。
音楽の基本は楽しむこと。
ワクワクする気持ちを大切にしてくださいね!(^_-)-☆
大人のピアノレッスン④
昨日やれたことが、今日できなくなるんですよ・・
と、テレビで誰かが言ってた。
うん。わかる。
昨日とは言わないけど、若い頃は平気だったことが、
しんどくなってきてる。私だって。
お年を召した方は、どんなに大変だろう。
うちの母なんて、もうフーフーですよ、毎日。
しゃあけど、さんまが言うてますやん。
「生きてるだけでまるもうけ」て。
あれ、ほんまですね。
午後のひととき、一人ピアノ弾いて、ああいい曲だなあ・・幸せだなあ・・
生きててよかったなあ・・って感じること。
よくあります。
いつからだって始められますよ。
いつからだって、指は動くようになりますよ。
今のこのときを大切に。
音楽を楽しみましょう。(^_-)-☆