レッスン内容について
導入期のピアノレッスン⑥
とても素晴らしいことです。
たとえば発表会のケース。
年齢にしてはレベルが高いなあ!というような曲を
みんなの前で上手に弾けたら、もちろん自分自身に
満足感・達成感があるし、周囲の人たちも誉めてくれるし、
とても嬉しいですよね。
だけど、そこに注意点もあります。
たとえ 何か一曲を立派に完成させたとしても、
総合的な音楽の力がついているかと言ったら・・また別問題だということです。
打ち上げ花火のように、 コンサート用の一曲をうまく仕上げること以上に、
将来、自分一人で音楽を楽しんでいけるような力を目標にしているか。
地道にコツコツと階段をのぼっていくこと。
それを第一に、日々のレッスンをすることが大切だと思います。
(ごく当たり前のことですけどね・・(^^))
保育士のためのピアノレッスン①
ターゲットになる課題を練習して準備するのは
一番大事なこと。
そして、それと同時に意識したいのは、
「保育士になってから」のことだと思います。
たとえば 現場で歌をおしえるとき、コードがわかればとても便利です。
メロディラインとコードだけが書かれている楽譜を見て、ぱっと伴奏が
できたら、指導がとってもスムーズにいくこと間違いなし!
ちょっとキーが高いかな・・などと思ったら、その場ですぐに
コードネームを書き直して、臨機応変に対応することができます。
楽譜が読め、その通りに弾けるようになるのはもちろんのこと、
コードの勉強は、保育士さんに とても役に立ちます。(^^♪
絶対音感について⑥
いま一度、基本的な問いに立ち返ってみます。
<そもそも絶対音感があると、どのように便利なのか?>
まず、俗に「耳コピー」と呼ばれる作業が、楽にできます。
楽譜が手に入らなくても、自分の耳で音楽を聴いて
それを再現し、楽譜に起こすことが簡単にできるのです。
また、音名がはっきりした状態で曲を記憶できるため、
暗譜が正確にでき、しかも比較的長く覚えていられる利点があります。
さらに、作曲をする場合、楽器が手元にない状態でも、
頭の中で音を組み立てて、曲を完成させることができます。
このように、さまざまな音楽活動をするときに
絶対音感はとても役に立ち、音楽を楽しむ世界を広げてくれるのです。(^^♪
大人のピアノレッスン③
大人の方は、少し指が動くようになったら
早速 好きな曲を練習をするのがよいと思います。
クラシックの名曲OK。
懐かしのフォークソングOK。
ジャズバラードよし。弾き語りだって いいですよね!
今は、やさしいアレンジの楽譜がたくさん出ていますから安心してください。
でも、原曲よりも簡単だからと あなどってはいけません。
一つ一つの音を大切に、感情をこめて弾くと とても素敵なんです。(^^)
ゆっくりゆっくり楽しみながら、だんだんに進んでいきましょう。
そう、決して焦らずに・・・。(^_-)-☆
導入期のピアノレッスン⑤
ピアノの鍵盤は、小さい子どもには
けっこう重いものです。
まだふにゃふにゃしている指で、一音一音
しっかりと音を出してピアノを演奏するのは
至難のわざと言えるでしょう。
そこで、導入期のピアノレッスンでは、
ゆっくりと徐々に手指を動かす練習をします。
まず最初は、手をぐーの形にしてトントンと鍵盤を軽く
たたくことからスタート。その次に手のひらを使います。
その後、指を一本ずつ独立させていきますが、
まずは、動かしやすい親指・人差し指・中指から。
薬指と小指は一番最後です。
ときには、ピアノよりもはるかに鍵盤が軽いエレクトーンを使って、
スムーズに演奏する楽しさも感じてもらいながら、
だんだんとピアノの鍵盤に慣れていけるようにレッスンしていきます。(^^♪
絶対音感について⑤
さらに詳しくみていきましょう。
両者の違いについて、わかりやすい
たとえがあります。
<性能のよいカメラをもっていれば、その分、
よい写真を撮れる可能性は広がりますが、
それだけではよい写真が撮れるとは限りません。
何がよい写真か、わかるセンスが必要です。
音楽でも同じことがいえます。
カメラの性能が「絶対音感」なら、センスは「相対音感」です。>
(江口彩子著『絶対音感Q&A』より)
ズバリ言い当てた表現ですね。(^^)
両者の違いが、なんとなくわかってもらえたでしょうか?
大人のピアノレッスン②
ヘッドホンで ひとりで聴くのはもちろんのこと。
時には、コンサートホールに行って生の音を堪能したり、
街角ライヴに出かけ、なごやかな雰囲気を楽しんだり
するのも いいですね。
楽器を自分で演奏したり歌ったりしたら、
ワクワク度は さらにアップ!
そして、もうひとつ。
作曲家や演奏家について、あるいはその音楽が生まれた
歴史的背景や時代などを調べてみること。
これが面白い。(^^)
ネットや書籍で。あるいは関連する映画やDVDを見たり、講演会などで話を聞いたり。
興味が増して、音楽の聴き方も どんどん深く広くなっていくんです。
なにか弾いてみたいピアノ曲をひとつ選んだら、
作曲者やその曲について、いろいろ研究してみましょう。
世界が広がって、とてもエキサイティングですよ!(^^♪
導入期のピアノレッスン④
確かに!(^^;)
でも、だからといって、
<楽譜は読めるようにならなくていい>
ということではないと思います。
楽譜には、 作曲者や編曲者のメッセージがこめられて
いるので、正確に読み取れるようにした方が、
音楽をより深く楽しむことができるからです。
でも、小さい子どもや まったく初心者の方が いきなり楽譜を
読みこなすのは、とても難しいこと。
かと言って、読めるようになるまで待っていたら、なかなか<弾く>
という作業ができなくて、楽しくない。つまらない。
そこで、まずは上の写真のような 『絵音符』(江口メソードの教材) を用いて、
<手の方を見ず、楽譜を見ながら連続して指を動かす>という、ピアノを弾くときに
大切な作業がスムーズにできるようにし、実際にどんどん曲を弾いていきます。
それと並行して楽譜の読み方を少しずつ学んで、
<弾くこと>と、<楽譜を読むこと>の二つを、完全に同時に
できるようにしていくのです。(^^)
大人のピアノレッスン①
とにかく、好きなことをするというのが一番。
何も制約はありません。年齢制限ありません。
「練習しなさい」と言われてするのでも
ありません。
<自分がしたいからする>だけです。
好きなことをずっと続けていく。
それが一番大事だと思います。(^^♪
導入期のピアノレッスン③
という、うたい文句のついたピアノ教材を
最近よく見かけます。
そういう教材をめくると、必ずといっていいほど
音符の下にカタカナでドレミが書いてあります。(^^;)
なるほど、これなら楽譜をまったく読めなくても
カタカナのドレミを読んでりゃいいんですから、ラクはラク。
だけど、いつまでもカタカナを書かないとだめだったら、
逆に面倒くさくて、新曲にトライする気が半減しますよね。
楽譜だって自分でちゃんと読めた方が便利だし、何より楽しい!(^o^)
今は、小さい子でも楽譜を学んでいけるように考えられた、
『絵音符』を使った教材があるんですよ。
『絵音符』にしたがってピアノで指を動かしながら、
徐々にほんとうの音符に置きかえていくんです。
これだと、とてもスムーズに読譜の練習が進みます。
大人の初心者の方にも断然オススメ。(^_-)-☆
(『絵音符』についての詳しいお話はまた次回で!)