月別アーカイブ: 6月 2014
歌舞伎のお囃子、最高
書いている私ですが、実は何を隠そう
日本の伝統音楽ファンなのでございます。(^^)
特に、20年ほど前に歌舞伎に出会ってからは、
舞台にはつきものの、「お囃子(おはやし)」に
すっかり魅了されてしまいました。
三味線や笛太鼓、長唄など聴いていると、思わず
膝がガクガクし出し、踊りだしたくなるような
衝動にかられます。
「血沸き肉躍る」とは、まさしくこのことか。
日本人のDNAがしっかりと根づいてるってワケです。
東京・銀座の歌舞伎座がリニューアルし、海老蔵や
愛之助、獅童、松也など、若手の役者たちが話題を
ふりまく中、歌舞伎ブームがまた到来しているように感じます。
が、皆さまは 生の舞台まではご覧になる機会も少ないかと
思いまして、ここで歌舞伎音楽のおもしろさ、たのしさを
徐々に紹介していきたいと思っております。(^^♪
まずは、幕が開く直前の、このお囃子から。
これからはじまる芝居への期待がつのる、
ドキドキ感いっぱいのBGMをどうぞ!(^O^)/
本物のデュフィ
「デュフィ展」に行ってきました。
この美術展のチラシには、
<絵筆が奏でる色彩のメロディー>
というキャッチ・コピーが。
そう、何度かこのブログでも紹介して
きましたが、デュフィは音楽と深いかかわりをもった画家なんです。
ちなみに、写真の絵は「クロード・ドビュッシーへのオマージュ」というタイトル。
楽団の演奏風景を描いたものも多く、見ているだけで音楽が流れてくるのを
感じ取れるような、魅力的な作品がいっぱい。
鮮やかな色彩のうえに、まるで踊るように重ねられた曲線の美しいこと!
ムダな線はひとつもありません。
(これって、完璧な音楽と似てる!やっぱり…)
いつも画集や絵はがきでしか見ることができなかったのに、
今回は 20年ぶりに正真正銘のホンモノに触れることができ、
本当にシアワセな時間を過ごすことができました。(*^_^*)
≪五重奏≫
≪オーケストラ≫
ピーボ・ブライソン
17、8歳のころだったと思います。
それまではRock一辺倒だったのですが、
周りの影響で、JazzやFusionを聴き始めたわけです。
いろいろ聴いていくうちに、お気に入りの歌手が
たくさんできました。
ピーボ・ブライソンは、その中のひとり。(^^♪
BLUE NOTE の彼のライヴに、女友達と行ったことがありました。
ノリノリの16ビートナンバーの合間に、ロマンティックなバラードが
演奏され、私たちはウットリ…。
すると、間奏のところで ピーボが私たちのテーブルに
まっしぐらに近づいてきたではありませんか!
「な、なに?!」と思った瞬間、彼は、(私ではなく)女友達の手をとり、
その場で静かに二人のダンスが始まってしまい…。( ̄▽ ̄)
毎回サービス精神にあふれたピーボのステージ。
いい思い出になったね!と、彼女と笑い合ったのを
昨日のことのように思い出します。
いつ聴いてもFantastic!
ピーボの素敵な歌声をどうぞご堪能ください。(^_-)-☆
指づかいは大切②
主なクラシックのピアノ曲の楽譜には、
音符のそばに、ちゃんと<指番号>が記されています。
どの指を使ってその音を弾いたらいいか
親切におしえてくれているわけですから、
素直にその通りに弾いてみればいいのですが、
あにはからんや、自分勝手に好きな指を使って
弾いてしまったりすることも よくあるのです。
特に習いたての子どもたちに多い現象ですが、
「うわっ。なんでわざわざそんな弾きにくい
めちゃくちゃな指づかいで弾くのん?!」と、
思わずツッコミを入れたくなるようなことが頻発…。(^^;)
指づかいは、次の音やフレージング全体にうまくつながるように
合理的に考えられています。
重ねて、指に負担がかかりにくいようにもなっているので、
なるべくその通りに弾いてみるのが おススメ。
手が小さかったり、指の調子が悪かったりするときは、
ケースバイケースで考えるので安心してください。
なので、まずは<指番号>にチャレンジしてみましょう!(^_-)-☆
指づかいは大切①
触れるとき、どんなふうに導入していくか
五本の指を動かす段階に入る前に、
<指番号>をすべて おしえてしまいます。
親指から小指に向かって順番に、1・2・3・4・5番。
「ゆびのかぞく」(1のゆび、とうさん。2のゆび、かあさん。
3のゆび、にいさん。4のゆび、ねえさん。5のゆび、赤ちゃん)
という歌をうたいながら一本ずつ指を立てたり、
その指だけをピコピコ動かしたりしながら、
1から5までの数字を見たら、瞬間的に指が動くように
導入していきます。
さて、この<指づかい>について。
続きはまた明日といたしましょう!(^_-)-☆
モーツァルト5歳の曲
お姉ちゃんのナンネルのまねをして、
ひとりでピアノを弾き始めたそうです。
4歳でナンネルの練習帳(お父さんのお手製の
練習曲集です)を弾きこなし、5歳のときには
とうとう作曲活動をスタートしてしまいました。
わずかな音の狂いも聴きのがさないモーツァルトは、
絶対音感があったと言われています。
「おじさんのヴァイオリンは、僕のより8分の1音低いよ」
と、しゃあしゃあと言ってのけたという逸話が。(^^;)
神童の初めての作品って、どんなだったんだろうって思いませんか?
ね、みなさん、興味あるでしょう?
ぜひ聴いてみてくださいね!(^_-)-☆
ボブ・ディラン
(その歌ってる姿を目にしたのは)
このページの最後で紹介する、あるコンサート・
フィルムでした。
先ごろ、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」
という映画が、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞しました。
ボブ・ディランも影響を受けたあるフォーク・シンガーが、
主人公のモデルになっています。
ギターを持って、旅から旅への音楽人生。
生活の中からつむぎ出される言葉とメロディ。
60年代のアメリカって、こういう感じだったんだなぁ…
なんだか急に懐かしくなって、またディランのライブを見てみたくなりました。
特に彼のファンだったわけではありません。
けれど、そのあまりの存在感に 当時圧倒されてしまったのを思い出します。
今の子は、こういうの聴いて どう思うんだろう?(^^♪
I Shall Be Released (from「THE LAST WALTZ」)
もうひとつ、若かりし頃のディラン。
これも、あんまり若くて微笑ましいです。(^_-)
シューマン
ロベルト・シューマンの誕生日。
出版業を営んでいた父のもと、
裕福な家庭で育ったシューマン。
幼いころから音楽の教育もふんだんに
受けさせてもらえ、幸せいっぱいだったそう。
しかし、成長するにつれ 試練も訪れます。
分裂症で自殺した姉と同じく、シューマン自身も
精神を病み、後年ライン川に身を投じて
自殺未遂まで起こしてしまうのでした。
悩み多きシューマンを最後まで支え続けたのは、妻であり、
彼の音楽の一番の理解者でもあったピアニスト、
クララ・シューマンでした。(ブラームスの回でも登場)
夫の作品のほとんどは妻のために書かれたし、
妻は、「夫の曲を演奏すると、いつも彼が語りかけてくる。
彼のように偉大な人を夫に持つことができて、とても幸せ」と言う。
はたから見たら、「えらい困った人を旦那さんにしてかわいそうやなぁ」
となりがちですが、この夫婦には変わらぬ愛と尊敬があったようです。(*^^*)
Rくんは3歳
ピアノ大好き。音楽大好き。
「あのね、Rくんね、おばあちゃんと いつも
ヒャッキンのおべんきょうしてるの」
<百均のお勉強>とは、百円ショップで売っている
間違い探しや、クイズの本のことなのだそう。
いつもおばあちゃんと競い合って問題を解いてるんです、と
お母さんがおしえてくださいました。
Rくんの手指はとてもしっかりしています。
ついこのあいだまで「ぐー」で弾いていたのに、
先回のレッスンでは、親指、人さし指、中指の3本を
使ってドレミを弾くことができました。
「やったね、Rくん。上手」と言うと、
顔をくちゃくちゃにして、バンザイ!\(^o^)/
レッスンのある日は、朝から「はやく教室に行こうよ~」って
言ってくれてるんだって?
お昼ごはん食べたらまた、「はやく行こうよ~」って
出かけようとするんだって?(*^_^*)
うれしいなぁ。
先生も、Rくんと一緒にレッスンするのがとても楽しみだよ。
また、来週もいっぱいピアノ弾こうね。
待ってるよ!
大人のピアノレッスン⑧
先回のこのコーナーで、指先を動かすことが
いかに脳の活性化によいか、お伝えしました。
さらにその上に…
どんどん学習活動を広げて、自分の世界を
充実させていけるのが、大人のピアノレッスンの
よいところです。
ひとつの曲に出会ったら、さっそくその作曲家の
CDを購入し、ほかの曲もじっくり聴いてみる方。
教室に置いてある音楽家の伝記を片っぱしから熟読して、
年号まで頭に入れてしまった方。
苦手なジャンルの音楽も、発表会でほかの人が弾いているのを
見て、自分もあえて演奏してみようと努力する方。
みなさん積極的で、頭が下がると同時に、
こちらも ものすごく刺激を受けます。
いくつになっても絶えず学び、成長しようという気持ち。
知的好奇心を持ち続け、今までとは違う自分を
開拓していこうとする気持ち。
本当にすばらしい、のひとこと。(^^♪
大人のピアノレッスン、イェイ!です。\(^o^)/