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月別アーカイブ: 9月 2014

 

写譜にチャレンジ!

Uちゃんは、歴史とアニメが好きな中学2年の女の子。N853_ichimennihirogaruhanabana500-thumb-200xauto-1762[1]

 

今年の発表会では、「ナイトオブナイツ」を

ピアノソロに選びました。

ノリにノッたUちゃん、本番ではなんと

エンディングで即興まで入れて、

お客さん方から拍手喝采を浴びたのです。

 

「アドリブ、かっこよかったやん!」と言うと、

「ワタシ、自分勝手に弾くほうが好きなんで…」と、

恥ずかしそうにしながらも満面の笑顔。

 

来年の発表会では、ある曲の弾き語りバージョンに

挑戦したいと言い出しました。

へえ、どんな曲?ときくと、

さらさら~っとその場で伴奏をつけて、なんと最後まで歌ってしまいました。

Uちゃんは、耳で音楽を聴きとって そのままピアノで弾くのが得意なのです。

 

すごくいいね!

だけど、メロディーラインは右手で弾かないで歌だけにしたほうが本格的だよ。

伴奏も同じパターンだけでなく、少し変化を加えたほうがいいかも。

 

考えた末、youtubeにアップされている譜面を参考にすることにしました。

でも、それは楽譜ソフトを動画で流しているものなので、そのままでは

楽譜としてコピーできないし、使えません。

 

いい勉強になるから、この動画を写譜してみるっていうのはどう?

と提案したら、

「ワタシ、楽譜が苦手だから挑戦してみます!」とUちゃん。

「楽譜を読むのが得意になったら将来的に作曲にも役立ちますよね?」

モッチロン!

 

かくてその後のレッスンでは、Uちゃんは iPadを使って写譜に奮闘中です。

(参考までにこの曲です)

 

ミミコピが得意で、さらに読譜も得意になったら鬼に金棒じゃない!

Uちゃんファイト!(^_-)-☆

 

 

 
 

追悼・ジョー・サンプル

クルセイダーズの名ピアニストだった9590524963_937c207ed0_m[1]

ジョー・サンプルが、今月15日に亡くなりました。

 

ミュージシャンの訃報を耳にするたびに、

今度はあの人か…と、寂しい思いにかられる

今日このごろです。

 

ジョー・サンプルの思い出といえば…

 

昔、あるバンドに所属していたころのこと。

仲間だったピアノ担当のEちゃんが

彼の曲を何曲か、カバーしたことがありました。

 

ジョーが演奏している映像を何度も何度も研究していたEちゃん。

ある日ぽつんと、

「ワタシ、こういう人と結婚したい…」と、つぶやきました。

 

Eちゃんは、ちょっととんがった アーティストタイプの男性が好きだったのです。

真摯に芸術に向かい、光を放ちつづける孤高の人 ジョー・サンプルは、

彼女の理想にピッタリの人だったみたい。

 

その後、何年の歳月が経ったことでしょう。

 

Eちゃんは、今はある男性のお嫁さんになって幸せに暮らしています。

え?ジョー・サンプルみたいな人かって?

それがね。(^^)

親しみやすくて、誰とでもすぐに仲良くなるオジサンって

感じの、家庭をとても大切にする人。

 

<孤高の人>とは、ほど遠いなぁ…。

 

思い出して、ひとりウフフ…と笑ってしまいました。

 

 Melodies  Of  Love

 

 
 

ガーシュイン

ジョージ・ガーシュインは、1898年の今日、250px-George_Gershwin_1937[1]

9月26日にニューヨークで生まれました。

 

ガーシュインといえば 何といっても有名なのは

『ラプソディー・イン・ブルー』ですね。

 

この曲には、とても面白いエピソードがあります。

 

ある日、<新しい音楽の試み>と題したコンサートで

演奏される新曲の発注をガーシュインが請け負った、

との記事が新聞に掲載されました。

が、当のガーシュイン本人はまったく身に覚えがなく、

怒って抗議の電話をしたそうです。

すると、その相手は「もう記事になったから、仕方ないので

これから曲を作ってください」と開き直ったとか。

 

なんというか、いかにもアメリカ映画にでも出てきそうな話ですが、

これを機にあの名曲が生まれたのだから、運命ってわからないものですよね。

 

ちなみに、できた当初はタイトルが『アメリカン・ラプソディー』だったそうな。

でも、後日 作詞家であるお兄さんの発案で

『ラプソディー・イン・ブルー』に変わったとのこと。

う~ん、やっぱりこっちの方が なんとなく深みがあっていいなぁ。(^^♪

 

今日は、鬼才ファジル・サイのピアノで!

 

ラプソディー・イン・ブルー

 

 
 

軽音OB会、無事終了!

毎年 9月のこの時期に、学生時代の仲間たちと3654836927_305860a4ee_m[1]

同窓会ライヴをしています。

 

去年も この場で報告したのですが、

つい先日、今年のOB会を

終了することができました。

 

それぞれ なにかと忙しい毎日、

まとまった練習時間はいつも満足にとれません。

が、とにかく参加することに意義がある!という

モットーひとつで黙々と続けている感じです。

 

演奏するジャンルは、バッラバラ。(^^;)

ジャズあり、ユーミンあり、ハードロックあり、拓郎あり、

ブルーグラスあり、歌謡曲あり、フュージョンあり。何でもあり!

みんな思い思いに好きな音楽をじゃんじゃん鳴らして

勝手に喜んでる、と言えなくもありませんが。( ̄▽ ̄)

 

ビールやチューハイを飲みながら、しゃべるわ、しゃべるわ。

でも、仕事の話なんかしません。

子どもの話もあんまりしません。

するのは学生時代の思い出話。そして、音楽談義。

けっこうアツイです。(≧▽≦)

 

別れ際はいつも、

「来年もとにかく生きてここで会おう!」

くっつきすぎず、離れもせず、絶妙な距離感でつながっている仲間たち。

これも、音楽という媒体のおかげかな?

 

「ハ~イ、これからもずっとずっと音楽 続けますよ~!」(^O^)/

 

 

 
 

ホルスト

1874年9月21日、グスターヴ・ホルストは154px-Gustav_Holst[1]

イギリスに生まれました。

 

女学校の音楽の先生をしながら作曲活動をし、

あの 『惑星』が誕生したのです。

 

『惑星』は、火星・金星・水星・木星・土星・天王星・

海王星の七つの曲から構成されていますが、一番知られているのは

何といっても木星(ジュピター)。

平原綾香さんが日本語の歌詞をつけて歌ったことで、一気に人気が出ましたね。

 

個人的には  こんな思い出が。

あれは たしか、小学生のころ。

 

金曜ロードショーだか、日曜洋画劇場だか忘れてしまいましたが、

テレビの映画番組のエンディングテーマで流れていたのをおぼえています。

子ども心に、なんていい曲だろうとウットリ…。

洋画の中身と同じくらい、この曲を最後に聴くのが楽しみでした。(≧▽≦)

 

今日は、大植英次&大フィルの名コンビの演奏でどうぞ!\(^o^)/

 

組曲 『惑星』より『木星』

 

 
 

同じでなくていい

「もう日本にいるのが嫌になっちゃった」98719381_2ccf61a860_m[1]

「え?」

 

Kちゃんと雑談していたときのことです。

彼女は突然そんなことを言い始めました。

 

「だって狭いんですもん。考え方が。

みんなおんなじでなきゃいけない国って、ほんま窮屈。

ちょっと人と違うことが好きだと、変人扱いされるんですよ」

 

確かに、日本人にはそういう面があるかもしれない。

みんなおんなじであることに安心感をおぼえる。

同じ服を着て、同じ音楽を聴いて、同じゲームをして、

同じ化粧をして、同じテレビ番組を見て、同じ物を買って。

 

Kちゃんは続けます。

「ワタシ、将来アメリカに行きます。お母さんと一緒に!」

「へぇ?!」

 

そっかぁ。アメリカかぁ。

それもいいよね。

若いときは、どんどんチャレンジしなさい。どんどんやりたいことやりなさい。

若くなくても、いや、若くなくなったらなおさらのこと、

みんなとおんなじで満足してないで、もっと素敵なことはないか。

もっとわくわくすることはないかって、探していかなくちゃね。

 

ちょっと刺激を受けた、ある日の午後でした。

 

 

 
 

たまごからどんぐりへ

ピアノをひくときには、指の形が大切。DSCF0912

しっかりとまげて、まるい形に

するのが基本です。

 

ところがこれ、初心者にとっては

意外に難しい。

特に小さい子の場合、まだ指がしっかりしていないので、

まあるくして弾くのは至難の技なんです。

 

以前は、たまごの形をしたオモチャを使ってレッスンしていましたが、

現在は、どんぐり型のシェイカーを使っています。

(これなら、黄身を取り出して遊ぶこともありませんし、

とっても助かっています。(^^;) )

 

レッスンの始めには、必ずこれをにぎらせて指の形の確認!

今では私が言う前に、「あ、どんぐり。これをわすれちゃいけないいけない」

などと独り言を言って、みずから手に取ってくれる子がほとんど。

 

たまご効果に続き、どんぐり効果もバツグンに出てます!\(^o^)/

 

小さいお子さんの場合は、ご家庭でもぜひこういった小道具を

取り入れてみてくださいね!(^_-)-☆

 

 

 
 

クララ・シューマン

1819年9月13日がth[6]

クララ・シューマンの生まれた日です。

 

クララについて語るとき、彼女に執着した

3人の男性の存在を抜きにすることはできません。

 

ひとりはクララのお父さん、ヴィーク。

彼女の才能を見出し、9歳からコンサートツアーに

連れ出します。ほかの子どもたちの教育には無関心、クララに人生を賭けます。

 

つぎに、夫ロベルト・シューマン

生涯の伴侶としてはもちろん、自分の作品の弾き手としても、

彼女はなくてはならない存在。

精神病に倒れたのちも、クララに頼りっぱなしでした。

 

そして、最後にヨハネス・ブラームス

ロベルトの弟子でありながら、その妻クララに惹かれ、

苦しみながらも熱烈に彼女を愛し続けます。

彼女にあてたラブレターがたくさん残っています。

 

さて、当のクララ自身は…?

 

女性の立場から彼女を見ると、まずそのたくましさに驚かされます。

8人も子どもを次々に生みながら、ヨーロッパ中を回り演奏会を

行っているんです。その実力たるや、あのリストも絶賛するくらいの腕前!

 

写真では やさしそうで物静かな美人さんですが、

なんのなんの、とても力強いイメージ!

どんな男性も彼女の周りでクルクル回ってたに過ぎないのでは?

と思ってしまうほど。(^^;)

 

ピアニストでありながら、優れた作曲家でもあったクララ・シューマン。

しかも、8人もの子どものお母さん。

まさにスーパー・ウーマンといった感じがします。

 

スケルツォ2番   作品14

 

 
 

ドヴォルザーク

ドヴォルザークといえば、250px-Dvorak[1]

まっ先に思い浮かぶのは、やはり『家路』です。

 

心は、小学5年生のときの林間学校に飛んでいきます。

 

夜、大きな大きなキャンプファイヤーを

みんなで車座になって囲んだのです。

 

めらめらと燃えさかる炎をみつめながら

全員で合唱した『遠き山に日は落ちて』。

このメロディーがドヴォルザーク作曲の『家路』だと

いうことは、担任の先生から事前に教わっていました。

 

~遠き山に日は落ちて    星は空をちりばめる

きょうのわざをなし終えて    心かろく安らえば

風はすずし   この夕べ

いざや   楽しき   まどいせん   まどいせん~

 

歌いながら、この光景は一生忘れられないだろうな、と

こども心に感じたことをはっきりとおぼえています。

 

アメリカに渡ったドヴォルザークが、その『新世界』の地から

遠い故郷・チェコを想ってきっと作ったのでしょうね。

胸をしめつける、どこまでも甘くなつかしいメロディーです。

 

1841年9月8日。

今日はドヴォルザークの生まれた日。

 

交響曲第9番『新世界』より 第2楽章『家路』

 

 
 

写真見てね!

遅くなりましたが、PP_murasakiironohana500-thumb-260xauto-170[1]

今年4月に行なった発表会の

写真&レポートをやっとやっと

掲載いたしました。(^^;)

https://matsumoto-music.com/concert.html

 

レッスン案内のページにも、

教室の雰囲気を味わってもらうために

新しく小さな写真を何枚か載せてみました。

https://matsumoto-music.com/lesson.html

ご協力いただいた生徒さん方、本当にありがとうございました!(^O^)/

 

なお、これまで要望の多かった<バンド・キーボードレッスン>を

このたび いよいよスタートすることにいたしました。

レッスン案内のページの最後のところに載せています。

https://matsumoto-music.com/lesson.html

 

軽音などの部活でバンドを始めたい方、自主的にバンドを組んで

これからバリバリ活動していきたい方…

ご質問なんでも受けつけております!

体験レッスンも随時行なっています。お気軽にどうぞ。(^_-)-☆

 

 

 

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