まつもと音楽教室 > 2017年
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次の発表会は「魔笛」に挑戦
来年の教室発表会<ウキウキコンサート>は、
二部形式で行うことにしました。
第一部は、ソロ演奏とファミリーアンサンブル。
第二部は、モーツァルトのオペラ「魔笛」の音楽物語に決定。
オリジナル版を工夫して、こどもでも理解できるように
やさしくアレンジしました。
(このアレンジが、なんとも難しかった(^^;))
新しい年が明けたら、すぐにみんなに合奏譜を配るので、
今のうちに楽譜作りとキャスティング決定をしていきます。
大掃除が気にかかる。
忘年会に行きたし。
あれもこれもいろいろ、
レッスンがお休みのあいだにしたいけど・・・
やはり、「魔笛」最優先でがんばります!( ̄▽ ̄)
(あ、写真は登場人物のひとり、全身鳥の羽根だらけの「鳥おとこ」です。
誰かにこんな衣裳を着てもらおうかな!(^^))
バンド・キーボードに挑戦したHくん
秋は、あちこちで音楽会が開かれるシーズンですね。
バンド出演をねらったHくんが、
キーボード演奏にトライすべく
久々に教室にやって来ました。
Hくんは、小学1年から中学3年まで
教室に通っていた、もと生徒さんです。
Hくんは、ネットから自分でターゲット曲の
バンド・スコアを探し出し、キーボード・パートを
抜き出してタブレットに移し、家で自主的に練習して
バンバン弾けるようになった状態でやって来ました。
選曲は、仲間うちの話し合いで一転二転し、曲のキーに変更があったり、
いろいろと山あり谷ありでしたが、そのつど臨機応変に
対応しては、淡々と練習を重ねたHくんなのでした。
結果的に、Hくんのバンドは事前オーディションに落ちて、
文化祭で演奏することがかなわなかったのですが、
私にとっては、たのもしく成長したHくんの姿を
見ることができて、とても嬉しい日々でした。
大学に入っても、機会があったらまた
キーボード演奏にチャレンジしてほしいなぁ。
ずっと音楽と関わっていってくれたら最高だなぁ。
そう思ってしまうのですが、
ま、それは こちらの勝手なひとりごと。
たとえそうでなくても、とどのつまり
成長した姿を見られたら、それだけで大満足なんですけどね!
Hくん、これからもぜひ、いろんなことに挑戦してください。\(^o^)/
Sちゃんが、おけいこ表ゴール達成!
今日で夏休みはおしまい。
Sちゃんがレッスンにやって来て、
ちょっとはずかしそうに、一枚の紙を
バッグから取り出しました。
「え?Sちゃん、おけいこ表、ゴールまで行ったの?」
講師仲間の先生が作成して、
生徒さんの励みになるからどうぞ、と
分けてくださったのでした。
10分練習できたら、ひとマスごとに色をぬっていき、
最後までぬれた人は<1300分練習したことに
なる!>というものです。
夏休みのはじめに、小学生の生徒さんたちに
一枚ずつ配って、31日までに 誰かが
到達してくれるかなと思っていたのですが、
「最後まで行ったことをママに報告したら、
よくがんばったね!って抱っこしてくれた」
Sちゃんは、とってもうれしそうでした。
このおけいこ表を励みに、
楽しくチャレンジしてくれたSちゃん。
おかげで、レッスン曲はみんなスラスラスイスイと弾けてました。
先生も、とってもとってもうれしかったよ!(^^♪
戦争は絶対に駄目
Yちゃんは、1年生です。
先日のレッスンで、七夕の短冊に書いた願いごとの話になりました。
「そう言えば、Yちゃんは
将来パティシエになりたいって書いてたね」
「そう」
なんだか、浮かぬ顔。
「どうしたん?」
「今日ね、平和記念登校日で。
学校で戦争の話を聞いたんです」
戦争の話のショックが大きかったのか、
Yちゃんは目を赤くして続けました。
・・・世界が平和でないと、パティシエもなにも意味ない。
言いたいことがあったらね。口で言えばいいんですよ。
暴力は絶対に、絶対に駄目です。
つらいけど、戦争のことは知っとかんとあかん。聞かんとあかん。
またおんなじことくりかえしたらあかんから・・・
Yちゃんは一気に吐き出しました。
あとで、お母様にそのことを報告しました。
お母様いわく、Yちゃんは その登校日以来、夜になるとよく泣いているそうです。
なんとも言えない気持ちになりました。
すべて大人の責任です。
今夜も、戦争番組がたくさん放送されます。
つらいけど、直視しなければいけません。
目をそむけていては なりません。
自発的に練習するには
「先生、家でちっとも練習しないんですよ。
Mちゃんのお母さまは、
よくそうやってこぼしておられました。
今から2年くらい前のことです。
そう、今では
「練習まったくしないMちゃん」は
いなくなり、
変わって、
「練習大好きMちゃん」が
毎日ピアノの前に座っています。
なぜ、彼女はそんなに変わったのでしょうか?
誰かが(私やご家族が)厳しく叱ったせい?
・・・否。
そんなに練習しないなら、ピアノを捨ててしまうよ!と言われたから?
・・・否。
練習しないのなら、もうピアノをやめなさい!と言われたから?
・・・それも、否。
彼女が練習を喜んでするようになったのは、
やっとピアノを弾く楽しさがわかってきたからなのです。
楽しいこと、おもしろいことは、誰もがすすんでやります。
はたが止めても、止まるものではありません。
逆に、誰かに強制されてやることの辛さったら、ありません。
地獄です。
楽しくなるまで、少しの時間が必要な人もいます。
何もかも、スピードが要求される世の中ですが、
人間は、マシンではありません。
誰かにコントロールされるものでもありません。
自らすすんで練習したい、と思えるまで、
「たまには練習しいや~」と言いながらも(笑)
長い目で見守りたいと思います。
これからも。
七夕のお願い
七夕の短冊を、みんなで書いて教室に飾っています。
本来なら、七日が過ぎたら
すぐに奉納かお炊き上げする
ウチだけは別、
しばらく吊るしてあります。
さて、その「願いごと」ですが・・・
一番多かったのが、「ピアノがもっとじょうずになりたい」というものでした。
書いた子に訊いたら、
「スイミング教室では、じょうずに泳げるようになりたいって書いてん」
あ、そっか。
習いごと先で、書くこと変えてんのか(笑)
ま、それはともかくとして・・・(^^;)
みんなの熱いモチベーションがわかって、
「おお、よっしゃー!ガンバロー」
でも、中にはこんな子もいて。
<にんじゃになりたいです>
と、短冊にひとこと。
これを読んだ、ほかの子のお母さまが、
「この子、可愛いですね~
将来がたのしみ~」
ほんとにそうですよね。
とっても楽しみです!
一枚一枚に願いのこもった短冊。
七月いっぱいは教室に飾っておいて、
できるだけ、みなさんに読んでもらうことにしましょう。(^^♪
付箋名人のYちゃん
Yちゃんは、小学3年生。
(ウチの教室には「Yちゃん」がたくさんいるのですが、その中のひとり)
いつも熱心なYちゃんの楽譜は・・・
こんな風になっています!
Yちゃんは、わからない音楽用語が出てきたら、
自分でサッと辞典を出してきて意味をしらべます。
(お母様に買っていただいた、音楽用語辞典です)
たいていイタリア語かドイツ語なので、読み方も難しい。
そこで、読み方もいっしょに黄色い付箋にカキカキ・・・
ペタッペタッと譜面のあちこちに貼りめぐらすのです。
なかなか3年生で、できないことです。
私なんて、先生に意味を教えてもらっても、右から左へ
スッと抜けていた、そんないい加減な生徒だったのに。(^_^;)
そのほか、ミスしがちな箇所や、気をつけなければならないところに
蛍光ペンでしるしを入れています。
それも、内容に合わせて色別にして。
だから、とっても見やすくてカラフルな譜面なんです。
目下、大好きなブルクミュラーの曲を練習中!
教室で開く七夕ミニコンサートで披露してくれることになっていて、
今から楽しみです。
Yちゃん、付箋の効果が今回もバッチリ出るといいね!(^_-)-☆
発表会の感想文
発表会<ウキウキコンサート>が終って、
2週間のお休みを過ごしたあと、
再スタート第一週めは、
生徒さんたちと「反省会」をしています。
反省会というと、もっぱら悪かったところに
目を向けるようなイメージですが、
良かった点も改良すべき点も、
みんな含めて冷静に振り返ろう、という趣旨で 毎年やっています。
あらかじめ、生徒さんには発表会の感想文を書いて来てもらい…
練習や本番に対して、どんな思いを抱いたか。
お友だちの演奏を聴いて、どんなふうに感じたか。
これからの目標は?
新しく挑戦してみたい曲は?
来年、どんな自分になっていたい?
なんでもかんでも話し合います。(^^)
感想文にいろいろ書いて下されば下さるほど、生徒さんの今後の指針になるし、
教室側にとっても、来年の会をどうしていったらいいか、どこを改善すべきか
見えてくるので、とても貴重。
特に、保護者の方からのメッセージは励みになり、
一枚一枚神棚に置きたくなるくらい、感謝しております。(:_;)
さて、これでみんなが無事に再スタートしました。
今後のレッスンが、またとても楽しみです!