まつもと音楽教室 > 2017年
年別アーカイブ: 2017
ただいま充電中!
早いもので、ウキウキコンサートから一週間がたとうとしています。
が、そろそろ始動しなければと、
やっとこさ自らを充電器に乗せ(笑)
書物、録りためビデオ、you tube、
手当たり次第にエネルギー補給に努めているところ。
you tubeは、ジャンルを問わずあらゆる音楽に
接することのできる大事なツール。
みなさんと同じように、ふだんからよく利用しています。
有名アーチストのみならず、アマチュアの演奏も積極的に聴くようにしています。
プロなみにハイレベルの演奏もあれば、こんなのわざわざアップする?って
いうくらいザツなものもあって、玉石混淆は否めないですが、
いろいろと見て、学んで、今感じてること。
それは・・・
いいものに新しいも古いもないし、プロもアマもないってこと。
83歳の老練ジャズ・ミュージシャン。
J-POPや洋楽を歌いこなす小学6年生。
62歳のCharのギター。
若手カルテットのモーツァルト。
みんなちがって、みんないい。(金子みすゞの世界)
ますます刺激を受けて、私もがんばりま~す!\(^o^)/
わくわくどきどきウキウキコンサート報告
昨日、ウキウキコンサートが無事に終了しました!
しかし、実はちょっとした
まずは、楽器を運ぶトラックの到着が
一時間も遅れてしまったこと。
原因は、運送屋さんの手違い。
十数年間、同じ運送屋でこんなことは一度もなし。
しかも、事前にこちらから時間を
2回も確認していたのにも関わらず、です。
何か意味があるんやろか?これ…
と、思わざるを得ないような事態に、一瞬動揺しました。
が、いつまでもそこにとらわれていては、あとのスケジュールに響きます。
とにかく頭と心の切り替えをすること。
次のことを考えること。
そうやって、とにかく前進。
セッティングは遅れたけど、何とかリハーサルは順調に・・・
進んだかのように思えましたが、次なる試練到来。
日曜参観日に当たってしまった中学生の生徒さんの到着が
予定よりも遅れたり、その他いくつかの理由でリハは長引き・・・
結局、リハがすべて終ったのは、本番スタート30分前でした。
それから昼食、着替えでみなさん大変でした。
しかし、小さな音楽教室の発表会とは言え、「こんなもんかな」
ですませたくはありません。
お客さまに来ていただく以上、ここは立派なパフォーマンスの場です。
入場料をとる、とらないの問題ではなく、プロ根性で切り抜けなくては。(^_-)
ともかく、病気や事故でひとりも欠けることなく、無事に全員が参加できました。
満足のいくパフォーマンスができた人も、そうでなかった人も、
みんなよくがんばってくれました。
最後に生徒さんたちへ。
演奏でミスをした人は、失敗に終わった、と悔やんでいませんか?
たしかに失敗は失敗かもしれません。
それは認めなければ。
でも、「失敗に終わる」ということはありえません。
失敗があってこそ、何かを学んで次の段階に挑戦できるのですから。
これからも、音楽をとことん楽しんでいきましょう!
そして、来年も素敵なコンサートをめざしましょう!\(^o^)/
最後の合同練習が終わりました
教室発表会・ウキウキコンサートは、いよいよ来週21日(日)に迫り、
今日は、最後の合同練習を行ないました。
あまり練習メンバーが集まらないかなぁ、と思って
いたのですが、ふたを開けたら、けっこうな
人数が来てくれました。
ふだんは個人レッスン中心なので、
自分以外の人たちがどんな練習をしてるのか、
なかなか見えてきません。
が、今日は仲間と一緒に合奏のステップ(鍵盤ハーモニカを吹きながら
ステップをふんだり場所替えしたりする)を試したり、ダンスのときに
どうやって友だちと手をつなぐか、など、ちいさいことだけど、
ステージの動きとしては、けっこう大事なことをくりかえし練習。
ひとりでするときと、みんなで集まって練習するときとでは、
なんでこんなにテンションがちがうの??っていうほど、
みんな楽しく盛り上がってくれて、まぁ、当然といえば当然なのでしょうが、
やっぱり合同練習の時間を持って良かったなぁと、痛感しました。
恥ずかしながら、レッスンのあとはいつもヘロヘロになる私。
ご飯を食べながら、いつも舟をこいでいます。(^^;)
あともうひと息、とにかく本番を無事に迎えられるように全力でがんばります!
発表会の予行演習
4月29日、30日の二日間、
ソロ演奏のリハーサルを、
今年はどうしてもしたかったのです。
でも、そのためにわざわざホールを借りるのは、
時間的にも金銭的にも無理があり…
何人かのグループに分かれてもらって、教室で行ないました。
本番さながらに、緊張感はりつめるなか、一発勝負で果たしてどこまでできるか。
現実を突きつけられます。
いろんな感情を抱きます。
ネガティヴになったり、自信を喪失したり。
人と自分をくらべたり。
それでも、それが自分のありのままです。
それを受け入れ、またそこから前進して行くしかありません。
きびしい闘いだけど、その向こうにある光が強すぎて、
こわいけど、そこに惹きつけられるようにしてただ前を向いていく。
そんな感じでしょうか。
でも、やっぱり楽しい。
楽しい方が強い。
そう思ってもらえたら、うれしいです。
リハーサルとして、二日間の結果は、大成功でした!\(^o^)/
これをバネに、また明日からこつこつと、
そして楽しく、歩んでいきましょう。
みなさんのサポート役として、私もがんばります!
残したい日本の古い歌曲
今年の発表会のフィナーレは、何にしようか…
フィナーレは、出演者全員で
歌って踊って、にぎやかに。
それは、だいたい定番パタンですが。
2017年は、 「しっとり合唱するのはどうかな」と思いました。
昔の歌曲には、美しいものがたくさんあります。
でも、あまり学校で習わなくなったんですね。
今や、運動会でも音楽会でも、アニメのテーマソングやJポップが花盛り。
もちろん、それはそれでいいのです。
ゲラゲラポーもランニングマンも恋ダンスも、わけなく楽しい。
でも、残しておきたい、伝えたい、「古い作品」もある。
そういうものに触れる機会がもっと欲しい。
というわけで、今年のフィナーレは、
日本歌曲の名作にしようと思っています!(^^)
Sちゃん、音にこだわる
Sちゃんがお手紙をくれる話は、以前に書きました。
Sちゃんの「今」です。
発表会のために、ある曲を選んだSちゃん。
スラー(音どうしをなめらかにつないで演奏する記号)のところを
守って弾きたいのに、指が届かず、どうしても「ブチッ」と音が
切れてしまう(Sちゃん本人の表現)のが悩みなのです。
「ちょっと音を変えてみようか?」
今日、そう提案してみました。
「今までのと、ちょっと弾きやすく変えた音のと、両方弾いてみるからよく聴いてみて」
そう言って、何度か弾き比べをしました。
「どう、Sちゃん。違いわかる?どっちがいいかな」
Sちゃん、返事なし。
あれ、どこ行ったん?
よく見ると、ピアノの ま後ろで、カーペットの床に突っ伏して、頭を抱えています。
全身 耳にして、真剣に音を聴いているのです。
「先生。ワタシね、もとの方がいい。その方が、音楽が優しい感じがするわ」
そっか。
Sちゃん。それによく気がつきました。
先生もね、その意見に賛成。こっちの方が断然いいと思う。
「ちょっと弾きにくくても、ワタシ、がんばって練習する!」
Sちゃんは、そう言いきりました。
Sちゃん、ファイト!
今度のレッスン日を楽しみにしてるから。(^^)
Cちゃんのベートーヴェン
Cちゃんのエピソードは、以前にも紹介しました。
あれから、はや2年。
今年の発表会の曲を選ぶために、
Cちゃんのお母さんは一計を案じ…
ピアノ曲集の本を一冊買って、
そこに載っている曲を1曲ずつCちゃんに聴かせ、
どの曲にCちゃんが心惹かれるか、
反応を見てみた というのです。
ロマンチックな曲調のクラシック。
邦人作曲家による、現代的な作品。
さまざまな魅力にあふれた たくさんの曲の中で、Cちゃんが選んだのは…
ベートーヴェンの「エコセーズ」。
作曲者名、タイトル、いっさい伏せて聴かせたのにもかかわらず、
「これがいい。これ弾きたい」と、なったそうです。
そう言えば、以前もベートーヴェンの「トルコ行進曲」を選んだCちゃん。
お母さん曰く、「ベートーヴェンの曲調が好きなんだと思います」。
自宅での練習中に、手を止めては、
「ああ、なんてええ曲やねんやろ。好きやわぁ」
と、ため息をついているらしい。(笑)
そこまで惚れたエコセーズ。
ベートーヴェンはあの世できっと喜んでるよ!
思いっきり素敵に弾いてよね、Cちゃん。
心から期待しています。(^^♪