「絶対音感」という言葉が 一人歩きをしてしまいがちです。
しかし、本来は「絶対音感」は「相対音感」といつも
ペアで考えられなければなりません。
「絶対音感」と「相対音感」の関係について、
一音会の江口寿子先生は著書の中でこのように
語っておられます。
<音楽をお料理にたとえると、「絶対音感」や「相対音感」は、
さしずめ「味を感じる舌」ということになります。
「絶対音感」は、「材料の味を感じる舌」です。(中略)
それに対して、「相対音感」は、「お料理のおいしい味を感じる舌」です。(中略)
この両方の舌をもっていてはじめて、おいしいお料理がつくれる、
「名コックさん」になれるのです。>
(江口寿子著『音はロケットみたいにとんでくる』より)
というわけで、絶対音感がついた後は、必ず相対音感のおけいこに入ります。(^^)