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40番シンフォニー

2016年02月20日

僕の乱脈な放浪時代の或る冬の夜、5917950698_9834df1f5f_m[1]

大阪の道頓堀をうろついていた時、突然、

このト短調シンフォニイの有名なテエマが

頭の中で鳴ったのである…

それは、自分で想像してみたとはどうしても思えなかった。

街の雑沓の中を歩く、静まり返った僕の頭の中で、

誰かがはっきりと演奏した様に鳴った。

僕は、脳味噌に手術を受けた様に驚き、感動で慄えた。

百貨店に駆け込み、レコオドを聞いたが、もはや感動は還って来なかった。

…ほんとうに悲しい音楽とは、こういうものであろうと僕は思った。

その悲しさは、透明な冷い水の様に、僕の乾いた喉をうるおし、

僕を鼓舞する、そんな事を思った。

 

この文章は、有名な小林秀雄の評論、「モオツァルト」の中の一節です。

これが書かれたのは、昭和21年の夏ごろのこと。

 

こんなことって、あるかな…

少なくとも、小林秀雄にはあったんやろう。

道頓堀近くの百貨店って、髙島屋やろか。

(いろんなことを考えてしまいます)

 

こんな経験をした、小林秀雄にちょっとばかり嫉妬したりして…

 

今日は、彼の頭の中で突然鳴ったという、40番シンフォニーの第四楽章!

 

 

交響曲 第40番 ト短調 第四楽章(アレグロ アッサイ)

 


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