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大晦日に中村紘子さんを偲ぶ

2016年12月31日

この夏に亡くなられた、中村紘子さんのppo_hagaochitaikitotori500-thumb-260xauto-10021

追悼番組を見ながら、これを書いています。

 

音楽の背後にある、その人の精神性。

志の高さ。深遠なる世界。

(どうしてこんなに圧倒されるのでしょう?)

 

昔、中村さんの講演会に行ったことが

あるのを、ふと思い出しました。

 

ピアノの演奏についてや、音楽について、さぞかしいろいろなお話が

聞けるのでは?と、講師の友人たちと誘い合わせていそいそと出かけたのです。

 

ところが・・・

彼女は、まったくと言っていいほど、そういう話はしませんでした。

 

彼女が語ったのは、当時の国際情勢について。

戦争について。民族対立の問題について、などなど。

まるで、政治家やキャスターの講演会のような雰囲気でした。

 

そのときは、なぜ彼女がそんな話ばかりするのか、私には理解できませんでした。

お客は、彼女が講演するのだったら、100%音楽の話を期待して来るでしょう。

それに応えようとしない彼女に、どこか違和感を感じていたのかもしれません。

 

でも、今日の番組の彼女の演奏を聴いていて、なんとなくわかった気がしました。

 

彼女の関心ごとは、即、音楽へと結びついているのです。

それが「中村紘子」なのです。

 

常日頃から、世界の情勢のことを気にかけ、人間について深く思索する。

そういう生活の積み重ねが、この音楽性を生み出している。

講演会で語った内容は、彼女の生き方からして、とてもナチュラルなことだったのだ。

 

そう感じました。

 

中村紘子さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。

 


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