「歓喜の歌(よろこびのうた)」の
大合唱が定番ですね。
作曲したのは、言わずと知れたベートーヴェン!
じゃぁ、歌詞を作ったのは?
やっぱりベートーヴェン?
以外と作詞家は知られていませんね。
フリードリヒ・フォン・シラーという人です。
シラーは、生活にたいへん困っていた時期がありましたが、
自分の作品のファンだった人たちから、手厚い援助を受けることができました。
感激したシラーは、彼らの無償の友情に感謝の気持ちをこめて、
「歓喜の歌」の詩を作ったと言われています。
<抱き合え、百千万の人々よ!このくちづけを全世界に!
兄弟たちよ。あの星空の上に、愛する父がおられるのだ>
感きわまったシラーの気持ちが伝わってきますね。(^^)
シラーの作品が好きだったベートーヴェンは、若い頃からこの詩に
曲をつけたいと思っていました。
が、実現したのは晩年53歳のとき。
そう、交響曲第九番に、この合唱を入れようと決意したときです。
仲間たちの熱い友情に感動して、この詩を書いたシラー。
それを読んで、また感動して曲をつけたベートーヴェン。
そうやって完成したこの「歓喜の歌」を、歌ったり聴いたりして
感動している現代の私たち。
感動のパワーって、やっぱり時空を超えて伝わっていくのです!(^^♪