先日、ミュンヘン国立音大教授・
今回の講座のテーマは、
<ベートーヴェン作品とその生涯>です。
ともすれば、いかめしく難しいイメージのある
ベートーヴェンですが、「意外にもお茶目な面や冗談めいた面、
信じられないほど優しさに満ちた面など、様々な顔がある」
とのこと。
実際に譜面を見ながら、演奏解説を聴くことのできるステキな講座でした。
ベートーヴェンのピアノ曲は、「激しく強く」の指示があったかと思えば、
そのあと急に「弱く繊細に」なるような、大きな変化に満ちています。
それもこれも、彼が音楽に封じ込めた、生身の感情表現にほかなりません。
フォルテピアノの誕生とともに、それが実現されたのでした。
恋をして揺れ動く気持ち。病気に苦しむ姿。
切ないほど赤裸々に語りつくそうとする彼の音楽に、思わず心がふるえて…。
これを機に、もっとベートーヴェン作品に触れてみようと思いました。(^^♪