27番までありますが、その中で
短調の作品は二つだけです。
なぜ長調の曲が圧倒的に多かったのか。
それは、モーツァルト自身の好みでもなんでもなく、
時代の風潮で そうせざるを得なかった・・と
言えるでしょう。
ソリストのテクニックを際立たせ、華やかで社交的な
雰囲気を演出するために作られたもの。
それが当時の協奏曲(コンチェルト)でした。
短調のピアノ協奏曲は、モーツァルトにとって、
音楽的な挑戦だったのかもしれません。
暗い激しさに満ちた この二つの協奏曲は、
のちにベートーヴェンも好んで演奏したと言われています。
(確かに、ベートーヴェン、好きそうです・・・(^^;))