1791年。
モーツァルトは
歌劇『魔笛』を完成させます。
いつもながら作曲の仕事はたてこみ、
7月に依頼された『レクイエム』も
同時進行で進めている状態でした。
そのころの彼の私生活は…
三男、長女、次女が相ついで生まれるのですが、
いずれもすぐに病気で亡くなっています。
その上、妻のコンスタンツェも重病にかかり、療養に行ってしまいます。
家計は火の車。
働いても働いてもお金はなくなっていく。
相当追い詰められた生活だったようで…
そうこうしているうちに、ついに彼自身も病に倒れてしまうのです。
伝染病だったとか食中毒だったとか、諸説ありますが
心身ともに疲れ果てていたのでしょう。
『レクイエム』は、8曲目<ラクリモーサ~涙の日>の
最初から8小節までが彼の作。
そこで絶筆となっているのです。
you tubeで楽譜付きのものを見つけましたので、
ぜひ、その8小節までを確かめてみてくださいね。
(続きは弟子が補筆完成したと言われています)
12月5日はモーツァルトの亡くなった日。
合掌。(:_;)