クララ・シューマンの生まれた日です。
クララについて語るとき、彼女に執着した
3人の男性の存在を抜きにすることはできません。
ひとりはクララのお父さん、ヴィーク。
彼女の才能を見出し、9歳からコンサートツアーに
連れ出します。ほかの子どもたちの教育には無関心、クララに人生を賭けます。
つぎに、夫ロベルト・シューマン。
生涯の伴侶としてはもちろん、自分の作品の弾き手としても、
彼女はなくてはならない存在。
精神病に倒れたのちも、クララに頼りっぱなしでした。
そして、最後にヨハネス・ブラームス。
ロベルトの弟子でありながら、その妻クララに惹かれ、
苦しみながらも熱烈に彼女を愛し続けます。
彼女にあてたラブレターがたくさん残っています。
さて、当のクララ自身は…?
女性の立場から彼女を見ると、まずそのたくましさに驚かされます。
8人も子どもを次々に生みながら、ヨーロッパ中を回り演奏会を
行っているんです。その実力たるや、あのリストも絶賛するくらいの腕前!
写真では やさしそうで物静かな美人さんですが、
なんのなんの、とても力強いイメージ!
どんな男性も彼女の周りでクルクル回ってたに過ぎないのでは?
と思ってしまうほど。(^^;)
ピアニストでありながら、優れた作曲家でもあったクララ・シューマン。
しかも、8人もの子どものお母さん。
まさにスーパー・ウーマンといった感じがします。