シューベルトは オーストリアのウィーンで生まれました。
シューベルトのお父さんは学校の校長先生。
息子にあとを継がせ、安泰な生活をさせたいと願った。
ところが、息子は音楽で生きて行きたい。
好きでもない仕事をして 一生を過ごすなんて、
若いシューベルトには耐えられないことだった。
何度も二人で話し合ったけど、お互いに自分の主張は譲れない。
とうとう、シューベルトは家を飛び出す。
彼はホームレスになった。
生活に何の保証もない。
ところが、運のいいことに、彼には友だちがたくさんいた。
次から次へと 友だちの家を泊まり歩いては、食事や五線紙を
提供してもらって作曲活動を続けた。
一千曲の作品中、三分の二が<歌曲>というシューベルト。
『魔王』が最も有名ですが、今日は『冬の旅』。
長調と短調の移り変わりや巧みな和音を用いて、
社会から疎外されていく若者の、孤独や絶望を浮き彫りにしています。
決して幸せなことばかりを歌うわけじゃない、
現代のロックの精神と似かよっているところがすごくあり、
面白いなぁと あらためて思った次第です。(^^♪