実に223年前の今日、ウィーンで生まれたチェルニー。
(時代背景としては、フランス革命の頃になりますね)
才能に恵まれた彼は、子どものときから
ベートーヴェンの弟子になりました。
14歳ともなれば、今度は自分が教える立場になり、
朝から晩まで12時間もピアノレッスンをしていたとのこと!
(あのフランツ・リストも彼の生徒だったのです)
さて、そのチェルニー。
日本では、バイエルとともに ピアノ教育に絶対に欠かせない
テキストとして、長い間使われ続けてきました。
が、 本当のところ、あまりチェルニーが好きな人はいないんです。
「難行苦行みたいでつまらない」「全然たのしくない」といった
声の方が圧倒的に多かった。(かくいう私もそうでした (^^;))
「なぜチェルニーをやらなければならないのか?」
音楽ライターの山本美芽氏は、私たちみんなの疑問を背負って立つかのように、
『21世紀へのチェルニー~訓練と楽しさと~』(株式会社ショパン)
という本を出版してくれました。
どうチェルニーとつき合うか?はもとより、
日本のピアノ教育の歴史やあり方にはじまって、そもそも
<どう音楽と向き合うべきか?>まで突き詰めて考える機会を与えてくれる、
勉強になり、なおかつとっても面白い本なんです。(^O^)
チェルニーの誕生日をきっかけに、本の宣伝をしてしまいましたが。(^▽^;)
ピアノ教育に情熱を傾けたチェルニーさんなら、きっとわかってくれますよね。
ぜひご一読を!(^_-)-☆