立て襟のコートに 山高帽、くわえタバコ。
プッチーニさん、
相当の洒落ものだったようで。
プッチーニといえば、 『トスカ』『マノン・レスコー 』
『ラ・ボエーム』 『 トゥーランドット』…
そして『蝶々夫人』。
とりわけ日本人には『蝶々夫人』は なじみ深いもの。
長崎が舞台だし、なんたって日本女性が 主人公なのですから。
小学生くらいのとき、初めてテレビで見ました。
「チョチョサン、チョチョサン…」
外国人歌手の不思議な発音と、一見キモノ風なんだけど、
妙に柄がエスニックでハデな衣装と濃~い化粧。
「これは日本人じゃないよなぁ~」と、子ども心に感じたのを覚えています。
大人になってから あらためて見ると、とても悲しい恋物語でした。
アメリカ海軍士官ピンカートンに捨てられた藩士令嬢・蝶々さん。
悲しみがアリアにのって、ビンビンと伝わってきます。
ピンカートン、 ほんまに許せんヤツや!(`Д´)ノ