「こども時代をふり返ってみるとさ…」
ある友人が言いました。
「いわゆる不良とか、できの悪い子ほど
先生とか周りの大人は心配するんだよね」
「うん。そりゃそうだけど?」
当たり前でしょ、と私は思ったのです。
しかし彼女曰く、
「それはある面 正しいけど、ある面正しくない」
どういうことなのかよく聞いてみると、彼女の主張はこうでした。
成績が悪かったり、反抗したり、
問題を起こす子はよく心配してもらえる。
気にかけてもらえ、愛してもらえる。
だけど、まじめに がんばっている子は
あまり心配されないし、わりと放っておかれる。
この子は大丈夫ってみんなが思うから。
だけど、その裏には「いい子にして愛されたい」「ほめられたい」
って心もあるんだってことを、大人は見過ごしてしまっている。
いい子ほど、気にかけてあげなくちゃ。
いい子ほど、ちゃんと話を聞いてあげなくちゃ。
目をかけ、愛してあげなくちゃ。
彼女の主張に、わたしは軽い衝撃を受けました。
ほんとうにそのとおりだわ。
これからは、もっと心して対そう。
「いい子」には「いい子」の理由があるかもしれないものね。