「え?」
Kちゃんと雑談していたときのことです。
彼女は突然そんなことを言い始めました。
「だって狭いんですもん。考え方が。
みんなおんなじでなきゃいけない国って、ほんま窮屈。
ちょっと人と違うことが好きだと、変人扱いされるんですよ」
確かに、日本人にはそういう面があるかもしれない。
みんなおんなじであることに安心感をおぼえる。
同じ服を着て、同じ音楽を聴いて、同じゲームをして、
同じ化粧をして、同じテレビ番組を見て、同じ物を買って。
Kちゃんは続けます。
「ワタシ、将来アメリカに行きます。お母さんと一緒に!」
「へぇ?!」
そっかぁ。アメリカかぁ。
それもいいよね。
若いときは、どんどんチャレンジしなさい。どんどんやりたいことやりなさい。
若くなくても、いや、若くなくなったらなおさらのこと、
みんなとおんなじで満足してないで、もっと素敵なことはないか。
もっとわくわくすることはないかって、探していかなくちゃね。
ちょっと刺激を受けた、ある日の午後でした。