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宝塚歌劇に行きました!

久しぶりに宝塚歌劇flowers-74598__180[1]

見に行ってきました。

 

今回は、ヅカファンのいとこが

チケットを取ってくれた

月組の『PUCK(パック)』でした。

 

現実にはありえないファンタジーが魅力です。

それは、ディズニー・アニメでもオペラでもほかのミュージカルでも

じゅうぶん味わえるはずなのですが、宝塚は決定的に何かが違う。

 

なんでやろう?と、舞台を見ながら一生懸命考えましたが…

 

やっぱり理由はコレしかありません。

役者がすべて<女性>だということ。

目の前の素敵な男性は、すべて<女性>。

 

みんなそれを重々わかりながら、男性を演じてる彼女らに恋をする。

いや、彼女らに恋してるわけじゃない。

彼女らの肉体を借りて出現した、この世にはありえない

架空のひとに恋をする。

 

現実にはありえないからこそ、夢中になる。

閉ざされた劇場のなかで、息をひそめて<彼>だけをみつめる…。

 

(ちなみに私は20年来の歌舞伎ファンですが、男性だけの演劇では

ここまでロマンチックにはなりません。(^^;)  )

 

タカラヅカという特殊性は、際立っています。

100周年を迎えてなお、人気は衰えることを知りません。

さらに盛大に、ますます興隆していくばかり。

 

これからもときどきステージを見に行って、

ロマンチック・オーラを浴びたいなと思いました。(^^♪

 

 

 
 

サン=サーンス

1835年の今日、10月9日は250px-Saintsaens[1]

サン=サーンスの生まれた日です。

 

彼の代表作とも言える『動物の謝肉祭 』は、

実は遊び感覚満載の組曲!(^^)

 

謝肉祭(キリスト教のお祭り)のイベントで披露

されたのですが、友人たちを笑わせようとして

いろんな曲のパロディが入っていたり、

わざとヘタにピアノを弾くところがあったり。

最初から<ウケねらい>だったようで、ちゃんとした作品として

世に出す気はさらさら無かったようです。

 

でも、14曲ある中で唯一、『白鳥』だけは真面目に書いたらしく

きちんと楽譜が出版されて正式な演奏会も許したとのこと。

きっと彼の自信作だったのでしょうね。

 

チェロの音色が美しい!

どこまでもおだやかで、スーッと心にしみこんできます。(=_=)

 

今日は、ヨーヨー・マの演奏で。

 

白鳥~動物の謝肉祭より~

 

 
 

自分の心を見つめよう

去年の暮れに、「夢がかなうノートN745_hishimekuhiganbana500-thumb-260xauto-2077[1]

についてお話をしました。

 

今日は、もう一冊のノートづくりの提案です。

 

それは、「自分の心の声を書き出すノート」。

 

誰にも言えないことをあらいざらい書く。

悲しかったこと。つらかったこと。淋しかったこと。

過去のことだけでなく、今の苦しい気持ちだってもちろん書く。

嬉しかったことも、これからの願いも、やりたいことも、

恥ずかしがらずに全部書くのです。

 

いったん言葉にして体外に<出す>と、そこに客観性が生まれ

自分の内面がはっきりしてきます。

 

自分はどういうタイプの人間なのか。

何をして生きていくのが幸せなのか。

人生で一番大切なものは何だと思っているのか。etc.

すべてがクリアになってきます。

 

ちょっとセルフ・カウンセリングみたいなものかもしれません。

 

少し高くても、文房具屋さんで とびきりお気に入りの一冊を

求めて、だまされたと思ってぜひ始めてみてください。

スッキリ視界が開けて新しい出発ができますよ!(^_-)-☆

 

 

 
 

音楽in絵画㉖

degas_concert01[1]

エドガー・ドガ(1834-1917)

≪カフェ・コンソール~犬の歌~≫

メトロポリタン美術館、ニューヨーク

(以前このコーナーで紹介した≪手袋をした歌手≫の絵を思い出します。

こちらの歌手も手袋をしているのは同じなんですが、手のかっこうに注目!

ワンワン…って鳴いている犬の手つきのように見えるでしょ?だから

≪犬の歌≫という副題がついているらしいのですが、それはあまりに

この人がかわいそう。別に本当に犬の歌を歌っていたわけでもあるまいに、

たまたま熱が入ってこういう手になったというだけで…。

と、ヘンにタイトルにこだわってしまう筆者でした。(^^;))

 
 

写譜にチャレンジ!

Uちゃんは、歴史とアニメが好きな中学2年の女の子。N853_ichimennihirogaruhanabana500-thumb-200xauto-1762[1]

 

今年の発表会では、「ナイトオブナイツ」を

ピアノソロに選びました。

ノリにノッたUちゃん、本番ではなんと

エンディングで即興まで入れて、

お客さん方から拍手喝采を浴びたのです。

 

「アドリブ、かっこよかったやん!」と言うと、

「ワタシ、自分勝手に弾くほうが好きなんで…」と、

恥ずかしそうにしながらも満面の笑顔。

 

来年の発表会では、ある曲の弾き語りバージョンに

挑戦したいと言い出しました。

へえ、どんな曲?ときくと、

さらさら~っとその場で伴奏をつけて、なんと最後まで歌ってしまいました。

Uちゃんは、耳で音楽を聴きとって そのままピアノで弾くのが得意なのです。

 

すごくいいね!

だけど、メロディーラインは右手で弾かないで歌だけにしたほうが本格的だよ。

伴奏も同じパターンだけでなく、少し変化を加えたほうがいいかも。

 

考えた末、youtubeにアップされている譜面を参考にすることにしました。

でも、それは楽譜ソフトを動画で流しているものなので、そのままでは

楽譜としてコピーできないし、使えません。

 

いい勉強になるから、この動画を写譜してみるっていうのはどう?

と提案したら、

「ワタシ、楽譜が苦手だから挑戦してみます!」とUちゃん。

「楽譜を読むのが得意になったら将来的に作曲にも役立ちますよね?」

モッチロン!

 

かくてその後のレッスンでは、Uちゃんは iPadを使って写譜に奮闘中です。

(参考までにこの曲です)

 

ミミコピが得意で、さらに読譜も得意になったら鬼に金棒じゃない!

Uちゃんファイト!(^_-)-☆

 

 

 
 

追悼・ジョー・サンプル

クルセイダーズの名ピアニストだった9590524963_937c207ed0_m[1]

ジョー・サンプルが、今月15日に亡くなりました。

 

ミュージシャンの訃報を耳にするたびに、

今度はあの人か…と、寂しい思いにかられる

今日このごろです。

 

ジョー・サンプルの思い出といえば…

 

昔、あるバンドに所属していたころのこと。

仲間だったピアノ担当のEちゃんが

彼の曲を何曲か、カバーしたことがありました。

 

ジョーが演奏している映像を何度も何度も研究していたEちゃん。

ある日ぽつんと、

「ワタシ、こういう人と結婚したい…」と、つぶやきました。

 

Eちゃんは、ちょっととんがった アーティストタイプの男性が好きだったのです。

真摯に芸術に向かい、光を放ちつづける孤高の人 ジョー・サンプルは、

彼女の理想にピッタリの人だったみたい。

 

その後、何年の歳月が経ったことでしょう。

 

Eちゃんは、今はある男性のお嫁さんになって幸せに暮らしています。

え?ジョー・サンプルみたいな人かって?

それがね。(^^)

親しみやすくて、誰とでもすぐに仲良くなるオジサンって

感じの、家庭をとても大切にする人。

 

<孤高の人>とは、ほど遠いなぁ…。

 

思い出して、ひとりウフフ…と笑ってしまいました。

 

 Melodies  Of  Love

 

 
 

ガーシュイン

ジョージ・ガーシュインは、1898年の今日、250px-George_Gershwin_1937[1]

9月26日にニューヨークで生まれました。

 

ガーシュインといえば 何といっても有名なのは

『ラプソディー・イン・ブルー』ですね。

 

この曲には、とても面白いエピソードがあります。

 

ある日、<新しい音楽の試み>と題したコンサートで

演奏される新曲の発注をガーシュインが請け負った、

との記事が新聞に掲載されました。

が、当のガーシュイン本人はまったく身に覚えがなく、

怒って抗議の電話をしたそうです。

すると、その相手は「もう記事になったから、仕方ないので

これから曲を作ってください」と開き直ったとか。

 

なんというか、いかにもアメリカ映画にでも出てきそうな話ですが、

これを機にあの名曲が生まれたのだから、運命ってわからないものですよね。

 

ちなみに、できた当初はタイトルが『アメリカン・ラプソディー』だったそうな。

でも、後日 作詞家であるお兄さんの発案で

『ラプソディー・イン・ブルー』に変わったとのこと。

う~ん、やっぱりこっちの方が なんとなく深みがあっていいなぁ。(^^♪

 

今日は、鬼才ファジル・サイのピアノで!

 

ラプソディー・イン・ブルー

 

 
 

軽音OB会、無事終了!

毎年 9月のこの時期に、学生時代の仲間たちと3654836927_305860a4ee_m[1]

同窓会ライヴをしています。

 

去年も この場で報告したのですが、

つい先日、今年のOB会を

終了することができました。

 

それぞれ なにかと忙しい毎日、

まとまった練習時間はいつも満足にとれません。

が、とにかく参加することに意義がある!という

モットーひとつで黙々と続けている感じです。

 

演奏するジャンルは、バッラバラ。(^^;)

ジャズあり、ユーミンあり、ハードロックあり、拓郎あり、

ブルーグラスあり、歌謡曲あり、フュージョンあり。何でもあり!

みんな思い思いに好きな音楽をじゃんじゃん鳴らして

勝手に喜んでる、と言えなくもありませんが。( ̄▽ ̄)

 

ビールやチューハイを飲みながら、しゃべるわ、しゃべるわ。

でも、仕事の話なんかしません。

子どもの話もあんまりしません。

するのは学生時代の思い出話。そして、音楽談義。

けっこうアツイです。(≧▽≦)

 

別れ際はいつも、

「来年もとにかく生きてここで会おう!」

くっつきすぎず、離れもせず、絶妙な距離感でつながっている仲間たち。

これも、音楽という媒体のおかげかな?

 

「ハ~イ、これからもずっとずっと音楽 続けますよ~!」(^O^)/

 

 

 
 

ホルスト

1874年9月21日、グスターヴ・ホルストは154px-Gustav_Holst[1]

イギリスに生まれました。

 

女学校の音楽の先生をしながら作曲活動をし、

あの 『惑星』が誕生したのです。

 

『惑星』は、火星・金星・水星・木星・土星・天王星・

海王星の七つの曲から構成されていますが、一番知られているのは

何といっても木星(ジュピター)。

平原綾香さんが日本語の歌詞をつけて歌ったことで、一気に人気が出ましたね。

 

個人的には  こんな思い出が。

あれは たしか、小学生のころ。

 

金曜ロードショーだか、日曜洋画劇場だか忘れてしまいましたが、

テレビの映画番組のエンディングテーマで流れていたのをおぼえています。

子ども心に、なんていい曲だろうとウットリ…。

洋画の中身と同じくらい、この曲を最後に聴くのが楽しみでした。(≧▽≦)

 

今日は、大植英次&大フィルの名コンビの演奏でどうぞ!\(^o^)/

 

組曲 『惑星』より『木星』

 

 
 

同じでなくていい

「もう日本にいるのが嫌になっちゃった」98719381_2ccf61a860_m[1]

「え?」

 

Kちゃんと雑談していたときのことです。

彼女は突然そんなことを言い始めました。

 

「だって狭いんですもん。考え方が。

みんなおんなじでなきゃいけない国って、ほんま窮屈。

ちょっと人と違うことが好きだと、変人扱いされるんですよ」

 

確かに、日本人にはそういう面があるかもしれない。

みんなおんなじであることに安心感をおぼえる。

同じ服を着て、同じ音楽を聴いて、同じゲームをして、

同じ化粧をして、同じテレビ番組を見て、同じ物を買って。

 

Kちゃんは続けます。

「ワタシ、将来アメリカに行きます。お母さんと一緒に!」

「へぇ?!」

 

そっかぁ。アメリカかぁ。

それもいいよね。

若いときは、どんどんチャレンジしなさい。どんどんやりたいことやりなさい。

若くなくても、いや、若くなくなったらなおさらのこと、

みんなとおんなじで満足してないで、もっと素敵なことはないか。

もっとわくわくすることはないかって、探していかなくちゃね。

 

ちょっと刺激を受けた、ある日の午後でした。

 

 

 

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